最終段階ーデュプリケーション
セルフカレッジは自分自身をパワフルモードに導くアクティベーションスキルで、インフルーエンス・パワーは周囲をパワフルモードに導くアクティベーションスキルです。そして、最後のアクティベーションスキル「デュプリケーション」は個人ではなく、組織全体をパワフルモードに導くスキルです。
「デュプリケーション」を身につけるためには、その基礎となる
- セルフカレッジ(自分をパワフルモードにし維持できる)
- インフルーエンス・パワー(周囲をパワフルモードにし維持できる)
という2つのアクティベーションスキルを高いレベルで習得している必要があります。この2つのアクティベーションスキルのレベルが未熟な状態でデュプリケーションを身につけようとしてもうまくいきません。1、2のスキルレベルを十分に高めてからデュプリケーションの習得を目指しましょう。組織全体をパワフルモードに導くには膨大なエネルギーが必要です。
循環向上
セルフエンカレッジのスキルを高めて自分自身をパワフルモードに保つことができるようになるとインフルーエンス・パワーを発揮して周囲をパワフルモードに導くことができるようになります。そしてチーム(組織)のために、自分と同じように自分をパワフルモードに保つことができて、インフルーエンス・パワーを持った人を育ててデュプリケーションすることで組織全体が活性化して、自分自身にも大きなメリットが返ってきます。
それによりさらに自分自身をパワフルモードに保ちやすくなりセルフエンカレッジのスキルが高まっていきます。この好循環の流れを「循環向上」といいます。いくらチーム(組織)を良くしようと頑張っても、セルフエンカレッジができなければインフルーエンス・パワーによって周囲をパワフルモードに導くことはできませんし、インフルーエンス・パワーがなければデュプリケーションすることもできません。つまりセルフカレッジのスキルを高めることがチーム(組織)と全ての基盤なのです。
1、2のうちどちらが欠けてもチーム(組織)に循環向上は起こりません。組織全体のパフォーマンスを向上させるためにも、個人がパワフルモードを維持することを優先しなければならないのです。ただし、個人は普段から自分への還元が起こることを意識して、周囲や組織全体をパワフルモードに保つという視点も持っている必要があります。
個人のパワフルモードがチーム(組織)のフローになっていることを理解することとチーム(組織)のパワフルモードが自分のパワフルモードにつながっていることを理解すること