タイプ別説得ポイント

説得する時、話の内容を考えることも重要ですが、やはり相手あってのことですから、相手のタイプを考慮して説得のための方法を選択することがとても有効です。相手のタイプに合わせた説得のポイントを考えてみましょう。

プライドが高いタイプ

プライドが高いタイプは他者の意見に左右されて説得されるのが嫌いです。決断した時、「自分自身で決めた」と思えるように誘導することがポイントです。十分な情報を提供するなかで、説得に必要な情報を見極めて誘導するために必要な情報の提供者に徹しましょう。どんな情報を、どのように提供することが説得につながるのかの見極めが重要です。

想像力豊かなタイプ

想像力豊かながタイプの人は色々なことを考えるのが好きで、様々なことに興味を示します。説得したい内容に興味をもつ「キッカケ」があれば、興味を持って自分自身で調べてくれます。説得する内容に興味を持ってもらうための情報提供が重要です。頻繁に足をはこぶよりも、その人にとって魅力的で興味を持てる情報を厳選して提供することが重要です。

情報を集めるのが好きなタイプ

情報を集めるのが好きなタイプの人は、「知っている」ということに重きを置きますからできるだけたくさんの情報を提供するようにしましょう。相手の欲しがっている情報の種類を見極め、(人、方法、理論、背景etc)そのなかで説得につながる情報を見つけ出すことが重要です。

警告-人-切り抜き

割り切りが早いタイプ

割り切りの早いタイプの人を説得する時は、たくさん会うために情報を小出ししたりするのはやめましょう。一気に必要な情報を提供してしまった方が効果的です。決断が早いので、説得は1回だけの勝負だと割り切って大胆にいきましょう。

他人の意見に左右されやすいタイプ

他人の意見に左右されやすいタイプの人には、相手の周囲で変化が起きていることなどを知らせることがポイントです。孤立を嫌い、時代の流れに乗り遅れることを嫌う、人と同じであることを望む傾向があるので、「もう、みんな〜ですよ」「〜が主流ですよ」「これからは〜の時代ですよ」といった、周りと同調したり、時代の流れに乗っているという安心感を与える言葉が効果的です。

細かいタイプ

細かいタイプの人には何度も会うために情報を小出しにして、時間をかけてある程度の間をおきながら説得を継続するというやり方が良いでしょう。なんでもキッチリしたいため、細かい情報に確信を持てなければ答えが出せないからです。相手に「もっと知りたい」と思ってもらえるような情報を提供すること、そして何よりも「また会ってみたい」という好感をもってもらうことが大切です。人間的な関係にも特に気を配りましょう。