最終段階ーデュプリケーション

セルフカレッジは自分自身をフルネスに導くアクティベーションスキルで、インフルーエンス・パワーは周囲をフルネスに導くアクティベーションスキルです。そして、最後のアクティベーションスキル「デュプリケーション」は個人ではなく、組織全体をフルネスに導くスキルです。

「デュプリケーション」を身につけるためには、その基礎となる

  1. セルフカレッジ(自分をフルネスにし維持できる)
  2. インフルーエンス・パワー(周囲をフルネスにし維持できる)

という2つのアクティベーションスキルを高いレベルで習得している必要があります。この2つのアクティベーションスキルのレベルが未熟な状態でデュプリケーションを身につけようとしてもうまくいきません。1、2のスキルレベルを十分に高めてからデュプリケーションの習得を目指しましょう。組織全体をフルネスに導くには膨大なエネルギーが必要です。

循環向上

セルフエンカレッジのスキルを高めて自分自身をフルネスに保つことができるようになるとインフルーエンス・パワーを発揮して周囲をフルネスに導くことができるようになります。そしてチーム(組織)のために、自分と同じように自分をフルネスに保つことができて、インフルーエンス・パワーを持った人を育ててデュプリケーションすることで組織全体が活性化して、自分自身にも大きなメリットが返ってきます。

それによりさらに自分自身をフルネスに保ちやすくなりセルフエンカレッジのスキルが高まっていきます。この好循環の流れを「循環向上」といいます。いくらチーム(組織)を良くしようと頑張っても、セルフエンカレッジができなければインフルーエンス・パワーによって周囲をフルネスに導くことはできませんし、インフルーエンス・パワーがなければデュプリケーションすることもできません。つまりセルフカレッジのスキルを高めることがチーム(組織)と全ての基盤なのです。アクティベーションスキルの段階

順番が大切
  1. セルフカレッジして自分をフルネスに導くこと
  2. インフルーエンスパワーを身につけ周囲をフルネスに導くこと
  3. デュプリケーションを身につけチーム(組織)のパフォーマンスを高めること

メンタルトレーニングの相互関係

1、2のうちどちらが欠けてもチーム(組織)に循環向上は起こりません。組織全体のパフォーマンスを向上させるためにも、個人がフルネスを維持することを優先しなければならないのです。ただし、個人は普段から自分への還元が起こることを意識して、周囲や組織全体をフルネスに保つという視点も持っている必要があります。

循環向上

デュプリケーション:組織がフルネスであることの価値を理解して、リーダー、スーパーリーダー、マスターを育成する

インフルーエンス・パワー

ミラーリングの法則、理解力、変化に目を向ける、行動力、人と繋がり存在価値を伝える

セルフカレッジ

レベル思考/ケース思考、好きになる、ドライブアウェイとプレパレーション、楽しむ、目標を明確化する、時間の選択、リラクセーション、イメージ、チャレンジ、与える、敬意を払う、応援する、感謝する

個人のフルネスがチーム(組織)のフローになっていることを理解することとチーム(組織)のフルネスが自分のフルネスにつながっていることを理解すること