メンタルトレーニングとは?

メンタルトレーニングは心の状態を自分の意思によって最適に保ち、自分の持っている最大のパフォーマンスを必要な時に発揮できるようになるためのスキルです。メンタルトレーニングはアスリートだけのものではありません。身につけ、そのスキルを向上させることで仕事や試験、人間関係など様々な場面で本来の自分のパフォーマンスを発揮できるようになり、人生をより豊かで有意義なものにするためのスキルトレーニングなので、全ての人々に役立つ重要なスキルトレーニングです。

自分の意思の力で

最高の自分で生きる!

スポーツの世界ではメンタルトレーニングを取り入れ実績をあげている人が大勢いらっしゃいます。実績によって選手としての価値や人生が大きく影響を受けるため、プロのスポーツ選手は特に熱心に取り組むからです。スポーツに必要な技術や体力を鍛えるのと同様にメンタルトレーニングを熱心に行っています。スポーツは心とパフォーマンスの関係がとても明確で、心の状態がフルネス(自分、チーム)ならハイパフォーマンスを出すことができ(結果として勝利しやすくなります)、アンフルネスな状態ならローパフォーマンスになって(結果として負けやすくなります)しまいます。心がフルネスならチームワークが良くなって勝率が上がり、心がアンフルネスになっていればチームワークが悪くなって勝率は低下してしまいます。

心の状態を最高に保つ
フルネスとアンフルネス

ふたつの心の状態

  • フルネス

    心の状態が安定し、やる気と活力に満ち溢れ、心が活性化した状態
あらゆる行動(パフォーマンス)を向上させる心の状態
  • アンフルネス
    心の状態が不安定になり、やる気や気力が湧かず、心が不活性な状態
あらゆる行動(パフォーマンス)を低下させる心の状態

つまり、心がフルネスな状態(フルネス・ステート)に傾けばパフォーマンス(成果、結果)は向上し、その反対であるアンフルネスな状態に傾けばパフォーマンスは低下します。そして心の状態をフルネスに導き、保つスキルをアクティベーションスキルといいます。メンタルトレーニングとは?

心の状態に影響する要素

メンタルと要素

本来の力が引き出せない!

フルネス、アンフルネスという心の状態を生み出すのは環境・状況・他者、思考の癖、気分・感情、身体、行動パターンの癖などです。様々な要素が影響し合って心の状態をつくっています。心の状態がアンフルネスに傾いている時は、これらの要素の全て(あるいはほとんど)がネガティブな状態になり、本来持っている能力を出力できなくなっています。ですからパフォーマンス質が低下し望ましい結果を出せなくなってしまうのです。

アンフルネスになると・・

心がアンフルネスな状態では、潜在意識に存在する「ネガティブなスキーマ」(定着している価値の基礎基準)に支配されています。「体調が悪化したり、姿勢が悪くなる」「環境や他者との関係性が悪化」(部屋が散らかる、人に当たるなど)「ネガティブな感情に支配される」「ネガティブな行動をとる」(乱暴になる、強い言葉を使うなど)本来の自分らしい言動が取れなくなってパフォーマンスが低下し、望ましい結果が得られなくなってしまいます!!
フルネスの回復が最優先
アンフルネスに傾き始めていると気づいたら、なるべく早い段階でアクティベーションスキル(心をフルネスに導くスキル)を使って心の状態をフルネスに導く必要があります。なぜなら遅くなればなるほどアンフルネスという感情や感覚が強化されてしまうからです。アクティベーションスキルを習慣化して身につけている人は、アンフルネスに陥りかけても自分自身の力で心をフルネスに保つことができるようになります。それを繰り返していくことでフルネスの感情や感覚が強化されて、フルネスを保ちやすくなっていきます。なぜなら体のトレーニングと同じで、使った感覚が強くなり、使わない感覚は弱くなる(廃用)からです。

早期回復がポイント

強くなるためのスキルを磨こう

高いパフォーマンスを出せるようになるための心の状態とパフォーマンスの関係はスポーツ心理学において体系化されてきました。体系化された「心とパフォーマンスの関係」と「心の状態をフルネスに保つ方法」(アクティベーションスキル)を知識として理解しスキルトレーニングとして実践して、できるだけ多くの人とシェアすることでフルネスを維持し、その状態を感じる感覚回路を強化することで、フルネスな心の状態はより安定したものになっていきます。アクティベーションスキルを磨き、そのスキルを向上させることで強い心を手に入れましょう!!