心の状態とアクティベーション・スキル
心の状態とパフォーマンス
心がフルネスに傾くほどパフォーマンスが向上し、アンフルネスに傾くほどパフォーマンスは低下します。
心の要素
心の状態は環境(出来事、状況、他者など)、認知(思考の癖など)、感情(感度、強度)、身体(体調、状態など)、行動(パターン、癖など)によって、影響を受けて絶えず変化しています。これらの要素は、これまでに獲得している基礎スキル(コミュニケーション能力、体力、思考力、語彙力など)の高さや、自分を守るために身につけてきた防衛策のパターンやその種類によって影響を受けています。様々な要素が影響し合って、刻々と心の状態は変化しています。
心がアンフルネスになると、その影響を受けてそれらの要素もさらにネガティブな状態になっています。そうなるとさらにパフォーマンスが低下して望んでいる結果を得にくくなってしまいます。
心がアンフルネスになると・・
- 思考力が低下して、特定の考えに固執するようになり、合理的に考えられなくなってしまいます。
- 体調が悪化したり、疲れやすくなってしまいます。
- 環境に対応できなくなったり、他者との関係が悪化してしまいます。
- 合理的な行動を取れなくなってしまいます。
- 本来の能力を引き出せなくなってしまいます。 etc
こうした状態に陥らないように、心をフルネスに導き保つスキルをアクティベーション・スキルといいます。アクティベーション・スキルについて知ることで、アンフルネスに傾き始めた自分を、できるだけ早い段階で心をフルネスに導くことで、絶えず高いパフォーマンスを維持できることを目指していきましょう。
アクティベーションスキルを身につけることで、アンフルネスに陥りかけた心の状態を自分自身の力でフルネスに導き、維持することができるようになります。
心も体と同じで、人は使った感覚が強くなり、使わない感覚は弱くなるため、それを繰り返し、できるだけ早くフルネスに心を戻し、長い時間フルネスを維持することでフルネスを保ちやすくなっていきます。