アクティベーションスキルの段階

心の状態をフルネスに導き、維持するスキルをアクティベーションスキルといいます。アクティベーションスキルには3つの大きな段階があります。

  1. セルフカレッジ
  2. インフルーエンス パワー
  3. デュプリケーション

の3段階です。

アクティベーションスキルの段階

セルフカレッジ

「どんな状況でも自分をフルネに導き、維持する力」ことをセルフカレッジと言います。まず第一段階ではセルフカレッジのためのアクティべーションスキルを向上させることが目標となります。

大切なことはセルフカレッジの力を向上させるためには自己肯定感を強化する必要があるということです。

自己肯定感とセルフカレッジ

自分なんて大嫌い!もっと強くなりたいそんな風に思う人も少なくないのではないでしょうか?しかし結論からいうと、これは非常に困難なことです。

なぜなら自分を嫌いなままで強くなることはできないからです。

自信をつけるために資格をとる、タフになるために体を鍛える・・結果を出すことで自分に自信をつけて強くなるための努力をしている人もいるでしょう。そうしたやり方も間違っているわけではないのです。しかし外部の条件だけを揃えて、強くなったように見えても、その条件は刻々と変わっていきます。結果は出る時と出ない時があります。

努力して仕事で結果を出して強くなって自信がついたと思っても、次に失敗すると前の弱虫の自分が顔を出します。体を鍛えてタフになって強くなって自信がついたと思っても、ケガをしたり加齢で体力が落ちてくると前の弱虫の自分が顔を出します。

ただ結果や条件だけを追い求めて得た強さや自信は、結果や条件が変わると砂のお城のようにもろく崩れてしまいます。結果や条件など時間や環境に左右されるものだけに頼ると心は安定しないのです。

結果や条件が変わっても強さや自信を安定して持つためには自己肯定感が必要です。自己肯定感とは自分がOKという事です。

  • 何か問題があっても対処できる
  • 自分は自分や周りや未来に影響を与えられる
  • 自分には長所があり、欠点と思える部分も含めて自分でだから、今の自分でいい
  • 自分は安全で、この世界、場所に存在していても良い

といった感覚です。

自己肯定感は人生という海を航海する船に例えることができるでしょう。

自己肯定感と船

  • 海(世間、人、運命)
    良い時、悪い時があるがあり、時間、空間、条件によって大きく左右される
  • 船(自己肯定感)
    良い時でも、悪い時でも、ほぼ一定で、時間、空間、条件によって変化しにくい。

「船が大きいと、嵐のときも安心、なぎの時をたのしむ余裕、余力が残る」
「船が小さい(ない)と沈まないために耐えるだけで精いっぱい。なぎの時も疲れ果てている」

自分を成長させるために自己を見つめ反省することも大切ですが、自己肯定感が育たないままそれを行っても良い結果は生まれません。安定した人生を送るために自己肯定感を育てましょう。

アクティベーションスキルと自己肯定感の関係

セルフカレッジ力の構造

セルフカレッジのためのアクティベーションスキルが未熟だとは自己肯定感が育たず、自己肯定感が弱いとアクティベーションスキルの効果が低くなってしまいます。セルフカレッジのためのアクティベーションスキルと自己肯定感の強さはお互いに影響を与えあってセルフカレッジ力に影響を与えています。

自己肯定感があまりにも低いと感じる場合は認知行動療法などを取り入れ自己肯定感を強化していきましょう。