強すぎるネガティブなフィルターを調整しよう
ネガティブなフィルター
物事のネガティブな側面ばかりに注目し、ポジティブな側面にはほとんど注目しない事
物事のネガティブな面に注目する事は悪い事ではありません。ネガティブな側面に目を向けることでその出来事を分析し、改善したり、予防したりするための思考や行動をとることができるからです。ただし、その傾向が強すぎてネガティブな側面ばかりに目が行くようになると、「自信を無くて自分を認められなくなる」「将来への希望を持てなくなる」「何もやる気になれなくなる」「他者の悪い事ばかりに目が行って人間関係が築けなくなるなど様々な問題を引き起こしてしまいます。
手順
- ネガティブなフィルターに基づく思考をすべて書き出してみましょう。
- 認知の癖の分類をしてみましょう。
- 全ての物事をネガティブなフィルターを通して捉えることについて損益を分析してみましょう。
- 本当に全ての情報に目をむけているか、見逃している情報はないか検討してみましょう。
信念の基礎になっている情報を調べ直す
様々な情報を検索する
見逃している情報があるとしたら、それはなぜか検討してみましょう。
- ポジティブな情報をもっと重視するようにしたら、どのようなことが具体的に起こるか検討してみましょう。
また、そうすることはどのような意味を持つか検討してみましょう。 - 二重の基準法を使ってみましょう。
誰もが同じようなネガティブな見方をするでしょうか?
もしそうでないとしたらそれはなぜでしょうか?
愛する人や自分が心から大切に思っている人のポジティブな側面を重要だと考えますか?
考えるとしたら、それはなぜでしょうか?
その人たちのポジティブな側面を割り引かないのはなぜでしょうか?
- 下向き矢印法を使って背景にどのような思い込みがあるかを見つけましょう。
以下の文章を完成させていきましょう。
「こんなことは大したことではない。なぜなら~だ」
- 世界中の人が自分と同じようなネガティブなフィルターを通して物事を考えたらどのようなことになるかを検討してみましょう。
- ポジティブな側面について積極的に調査してみましょう。
自分や自分の周りの人のポジティブな側面一週間を記録して、そこからどのようなことを気づいたかを検討してみましょう。 - ポジティブな側面を認めていきましょう。
自分や周囲の人が何かポジティブなことをする度に、自分やその人を褒めるようにしてみましょう。
また、自分や周囲の人が、褒められることでポジティブな行動が増えるか調べて書きとめてみましょう。