生理的に嫌いな人との付き合い方2
相手をどうしても嫌いなのに、その人と一緒に仕事をしなければならないというケースは少なくありません。嫌いな人の意見にはどうしても反対したくなってしまうので、いつの間にかお互いの間に対立関係ができてしまいます。お互いが対立したままで仕事をしようとすると、ぶつかることが増えるのでさらにお互いのことを嫌いになってしまいます。お互い自分の考えを通し、相手の考えを抑え込もうとするからです。
こんな時は、どうしたら共通の目標を持てるかを考えてみましょう。「対立関係」を「問題解決関係」に変えていくのです。
問題解決関係の作り方
- 二人で取り組んでいる仕事を成功させたいという気持ちが同じであるという最終目標を確認ましょう。
- 現在の仕事のステップを考え何を目標として、何をやりたいと考えているかを丁寧に挙げていきましょう。
ここで遠慮をしてしまうと、本音で関われなくなってしまいます。
お互い遠慮せずに全てリストアップするという約束をしてください。 - 2人でリストアップした項目の中で共通する目標を探してください。
見つけ出した項目を二人の共通の目標として確認しましょう。 - 目標達成までのアプローチや方法、準備などを考えてください。
お互いを嫌いなままでも、最終的な仕事の成果や途中の段階での目標ややり方を共有することで対立関係が緩和し、同じものを目指す問題関係が生まれます。
人は同じ目標に向かって行動している時は、多少相手が嫌いでもなんとか気分よくやっていけるものです。うまくいけば問題解決関係を続けることで相手に対する嫌悪感が減少し相手の良い部分も見えてくるかもしれません。
ひょっとしたら相手に好意を持つことも・・・。嫌いな相手と仕事する時は、目標と達成のための方法を共有し同じものを目指しましょう。