強すぎるポジティブな側面の割引を調整しよう

ポジティブな側面の割引

自分や他人が努力して成し遂げたポジティブな結果を、些細でつまらない事であると決め付けること

自分のなし得たことを過大評価しすぎると現状に満足して向上心を持たなくなってしまいます。そうした態度は人間関係を悪化させてしまうこともあります。自分のしたことを過大評価しすぎず、適正に評価して課題を見つけ向上心を持ち続けることは役に立ちます。そうした態度は謙虚さを示すことにもなり人間関係をより良いものにしてくれます。

こうした傾向が強すぎて自分のなし得たことを適正に評価できなくなってしまいます。ポジティブな側面の割引傾向が強すぎると、自分に自信が持てなくなって消極的になってしまい、様々なチャンスを逃すことにもなってしまいますし、夢や希望が持てなくなって、人生そのものが辛くて苦しいネガティブなものになってしまいます。

良好な人間関係を築くための障害になってしまうこともあります。この傾向が強すぎる人は、以下の方法を試してちょうど良い強さに調整してみましょう。

調整ポイント

  1. 自分がなし得た結果やできる事が些細でつまらない事であるという確信度を数値化してみましょう。
    0~100%
  2. その考えに影響された場面に伴う感情とその強度を数値化してみましょう。
    0~100%
  3. 割り引いて評価(過小評価)している事を具体的にしてみましょう。
  4. 損益分岐
    厳しい要求を突きつける事で、自分や他人のモチベーションは上がるのでしょうか?
    なし得たことや自分を評価する時の基準やルールはどこで身につけたのですか?
    ポジティブな側面の割り引きをしなくなったら、あるいはその傾向が弱くなったら、思考、気分、行動はどう変わるでしょうか?
  5. ポジティブな面の割引支持する根拠と支持しない根拠の検討、及び根拠の妥当性に関する検討してみましょう。
  6. 認知の癖の分類をしてみましょう。
  7. 限られた情報に基づいて判断することが、どのような結果をもたらすかを検討してみましょう。

    限られた情報に基づいて判断をしていないかということを検討してみましょう。

  8. 二重の基準法
    誰もが自分と同じような見方をしますか?しないなら、それはなぜですか?
    愛する人や大切に思っている人のポジティブな側面を重要だと考えますか?
    重要だと考えるなら、それはなぜでしょうか?
    なぜ、その人たちのポジティブな側面を割り引かないのですか?
  9. 下向き矢印法を使って現在のような見方をする背景にある思い込みを検討してみましょう。
    次の文章を完成させてください
    「こんな事は大したことではない。なぜなら~だからだ」
  10. ポジティブな側面についての検討してみましょう。
    ポジティブな側面を1週間毎日ノートに記録してみましょう。
    記録を取ったら、その記録からどんなことが分かるか検討してみましょう。
  11. ポジティブ側面を認めるエクササイズしてみましょう。
    ポジティブな事をするたびに、自分や他人を褒めてみましょう。
    そのことによって、ポジティブな行動が増減するかの検討し、結果を記録してみましょう。

ポジティブな面の割引