心をフルネスに保つための基本
結果を出すために必要なことは「結果」を重要視しすぎないことです。なぜなら結果を左右するのは自分が出力するパフォーマンスの質で、パフォーマンスの質に一番大きな影響を与えるものが心の状態だからです。
目標を結果ではなく「自分の最高のパフォーマンスをすること」に設定することで、それによって心をフルネスに保ちやすくなるので、望ましい結果が得られやすくなるのです。
心をフルネスに保つためのスキルをアクティベーションスキル(Aスキル)といいます。心をフルネスに導き維持するためには、アクティベーションスキルの存在を知り、生活の中に取り入れ、それを実践しながら反復と工夫を重ねていくこと必要です。
そのためにの準備として最初にすることは、自分がどんな時にアンフルネスに傾いて、その時にどんなアクティベーションスキルを実践するとフルネス度がアップしていくかをよく知ることです。心の状態とその時に使ったアクティベーションスキルを記録しておくことが役に立つでしょう。取り組みチェック表を使って毎日の生活で取り組みを記録していきましょう。
心の状態を記録する
- 時間(13:00など)
日付や時間を記録することでどんな環境でどんな出来事で、時間帯に心の状態がアンフルネスに傾きやすいかが把握しやすくなります。 - フルネス度
1−10の主観的数字(1:アンフルネス、10:フルネス)主観的な数字ですからパッと浮かんだ自分が感じる数字を記入しましょう。 - 出来事、環境、思考
その時の出来事、環境、頭に浮かんでいた考え、イメージなどを記入しましょう。 - 取り組み
行った環境、感情、思考、身体、行動に対する取り組み(アクティベーションスキル)を記入していきましょう。 - 結果
自分に起こった変化、周囲に起こった変化を記入してみましょう。
今後新しいアクティベーションスキルをお伝えしていきますが、現時点で、環境、感情、思考、身体、行動に対してできる心の状態をフルネスに導くためのアクティベーションスキルを実践しながら記入していきましょう。記録を続けることで自分の進歩や変化を確認しやすくなるためアクティベーションスキルトレーニングのモチベーションが上がりやすくなります。
※アクティベーションスキルは心をフルネスに導き、保つスキルです。この段階では「気分転換のスキル」と捉えておいてください。