スキルとは?
心をフルネスに導き、保つスキルをアクティベーションスキルと呼ぶことはこれまでにご説明しました。
アクティベーションスキルを身につけるトレー二ングに入る前に、「スキル」とはどんなものなのかについて理解を深めておきましょう。
脳の代表的な脳機能
- 命を維持する
全ての生き物は脳の命を維持する機能が、24時間休みなく働いているおかげで生きていられます。
この機能は最も原始的機能な機能なので鍛えることはできませんが、命を維持機能の働きを高めるために環境や条件を整えることはできます。 - 認知/認識/記憶の機能
外部の状況を認識/認知することができて、初めて必要な行動を起こすことができます。
「寒い」と認知できるからこそ「寒いまま外出すると風邪をひくかもしれない」と認識して、1枚余分に上着を着ることで暖かくした方が良いと判断し、上着を着るという行動を起こし、風邪を引いて寝込むことを予防できるのです。
これは過去の記憶の中に、寒い思いをして風邪を引いて寝込んでしまったことが記録されているからです。 - スキル化機能(=自動化機能)
ピアノを弾く、話す、読む、野球でボールを打つなど・・・繰り返し訓練することで技術、行動が定着する機能をスキル化機能(自動化機能)といいます。
スキル化機能を高めることで、認知→認識→判断→行動→結果という過程を認知→行動→結果という過程に省略することができるので、意識への負担が軽減して認知→結果までのスピードがアップして、より高いパフォーマンスを出せるようになります。
新しいスキルが定着するまで、2200時間の繰り返しが必要だといわれています。
スキル化のスピードアップのために
こうした脳の機能から考えると、アクティベーションスキルを効率良く身につけ向上させていくためには、
- 生命維持機能を高める(心身の健康状態を高める)
心身の健康状態を高めることでフルネスな感覚を得やすくなります。
これはアクティベーションスキルを身につけるための土台作りです。
そのための環境を整え、規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事と適度な身体活動を行うなどを心がけましょう。 - スキルを知り理解して、意識しながら使う
アクティベーションスキルの存在を知り、その意味を理解した上で意識的に使うようにしましょう。
意識することで、脳にとってその印象が強化され(20%程度と考えられます)スキル化までの期間の短縮に繋がります。
スキルを繰り返し使用し続け、認識、判断が必要なくなるまで繰り返す 新しいスキルが定着するまで、2200時間の繰り返しが必要だといわれています。
2を意識して定着スピードを速めながら、焦らず淡々と繰り返しましょう。
意味や目的を明確に
アクティベーション・スキルが定着するまでは、およそ2200時間という長い時間が必要です。
ですからアクティベーションスキルを磨くトレーニングの負荷を受け入れるために、そのアクティベーションスキルを手にする意味や目的を明確にしておくことが大切です。
認知と認識の違い
[認知]は[感覚]捉えること、[認識]は[思考]として取られること
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[認知]は[感覚]捉えること、[認識]は[思考]として取られること