アクティベーションスキルの基盤セルフカレッジ6

表情や姿勢とフルネス度の関係

表情と姿勢の役割

表情や姿勢は心に生まれた感情が表れて作られるものだと思っている人も少なくないようです。

つまり下図のような一方向の流れしかないと思っているです。しかし、これでは外部の状況や出来事に対して単に反応している状態です。外部の状況や出来事に支配されているのです。

アンフルネスエクスプレッション

外部の状況や出来事に支配されるのではなく自分の意思で自分をフルネス・ステートに導くためには、表情や姿勢が心の状態や認知に強い影響を与えるということを意識する必要があります。

そして表情や姿勢を使いこなして心の状態をフルネスに導くアクティベーション・スキルを身につけるのです。出来事や状況に支配されないように自分の表情や姿勢を自分の意思で使いこなし、フルネス・ステートに自分を導くということです。表情・姿勢を自分の意思で使いこなすということは、パフォーマンスを最大限引き出し、フルネスな状況を作りだし、フルネスな出来事を起こしていくための大切なアクティベーション・スキルなのです。

フルネスエクスプレッション

フルネス・エクスプレッション

フルネス・ステートに自分を導く表情・姿勢の事をフルネス・エクスプレッションといいます。フルネス・エクスプレッションもフルネス・アティテュードやフルネス・ワードと同じで、周りが良いと決めつけた表情をすることではありません。

同じ笑顔でもどれぐらい笑ったらどれぐらい気持ちが変わるかという程度は人によって異なるからです。また、笑えばよいと言うものではなく、熱い表情でも感動の泣き顔でも・・その表情をすることで自分がフルネス・ステートに傾き始めることを知っていて、その表情を使いこなすことが大切なのです。

フルネス・エクスプレッションで過ごす

フルネス・エクスプレッションで過ごしていると「顔や体からフルネス・ステートの時の感覚」が脳の感覚野というところに伝わります。感覚野からは脳の他の部分へ信号が出されフルネエス・ステートでいる時に使う部分が活性化されます。これによりフルネスな感情や思考が生まれてきます。

フルネスエクスプレッションの選択

ほとんどの人は実際にやってみるとフルネス度がアップしますので、フルネス・エクスプレッションを使うことで心の状態をフルネスに導く経験を繰り返し体験することができるのです。この体験はアクティベーションスキルへの自信と確信を深めていくことに役立つでしょう。

またフルネス・エクスプレッションには表情や姿勢以外にも仕草なども含まれます。

アンフルネスな時には背中を丸めて下を向いて仕草が小さくなったりしますし、フルネスなときは背筋を伸ばして大きなジェスチャーを使って相手と話したりします。どんな姿勢や仕草が自分のフルネス度をアップするのかを普段から観察して使いこなしていきましょう。