心をフルネスに導く要素
自分の心の状態は自分で決めることができます。
そのためには心の状態に影響を与える要素を上手に使う必要があります。
心の状態に影響を与える要素とは、認知の癖、体の状態(表情、体調、姿勢など)、行動の癖(態度、言葉の使い方)、獲得スキル、感情・感覚回路の強度、防衛策(考えや行動の癖に含まれる)です。
ほとんどの人はこれらを環境、出来事、他者から受けた心の状態を表現するために使ったり、それによって起こった結果だと受け入れてしまいます。
それは外部要素(環境、出来事、他者)に反応しているだけです。外部要素に自分の心を支配されているということを意味します。
選んだ態度がフルネス度に影響する
(フルネス・アティテュードでフルネスを呼び込む)
態度は自分の心の状態に強い影響をあたえます。
しかし、「どんな態度をとるかは自分で選択できる」ということを知っている人は少ないようです。
自分を常にフルネス度の高い状態(フルネス・ステート)に導いて、それを維持できる人は「態度とフルネス度の関係」についてよく理解できています。
だからこそ自分をフルネスに導き維持する態度(フルネス・アティテュード)を自らの意志で選択するのです。
外部で起こった状況や出来事(外部要素)に対して反応して態度を決めるのではなく、フルネス・アティテュードについて理解し、それをを自らの意志で選択する力を持っています。
自分が置かれている望まない状態や望まない結果に反応してネガティブな態度をとってしまうと、何も変わらないどころか、事態をさらに悪化させてしまう可能性が高まります。
フルネス・アティテュードを理解して、自分の意志でせれを選択しなければ、自分の心の状態を「外部要素に支配」されることになってしまいます。それは外部要素に支配された人生を生きることを意味します。
自分の意思でフルネスを引き寄せ、それを持続するためにはフルネス・アティテュードを自分の意思で選択して、「自分の心の状態を自分で決める」というアクティベーションスキルが必要です。
フルネス・アティテュード
(適切な態度を自分の意思で選択する)
- 穏やかな態度
- 堂々とした態度
- 元気な態度 など
アンフルネス・アティテュード
(過去の経験を元に外部要素に反応する)
- 落胆した態度
- イライラした態度
- 落ち着かない態度
「反応しない練習」という東大出身の僧侶、草薙龍瞬著の大ベストセラーを紹介します。
「仏教の視点を取り入れることで、心が軽くなり悩みから解放される」という一貫した考え方に基づいて書かれています。