「感謝する」というアクティベーションスキル

感謝されると人はうれしくになります。そしてフルネスになります。
ですから、ほとんどの人は感謝されたいと思っています。

しかし実を言うと感謝された時だけでなく、自分が何かに対して感謝している時も人はフルネスになっています。
「感謝する」ことで自分の心の状態をフルネスに導くことができるのです。

ですが「人に感謝する気持ちを持つ機会があまりない」という人がいます。
そんな人は、「何かをしてくれたから感謝する」「何もしてくれないから感謝しない」という合理的な損得を考えて感謝するという習慣が身についています。
自分以外の他者から何かをしてもらわないと感謝できないのであれば、心の状態はいつも他者に依存することになってしまいます。

ですから自分の心の状態を自分でフルネスに導くアクティベーションスキルとしての「感謝」する場合は、「自分自身がフルネスになるために感謝できることを見つけて感謝します。
自分がフルネスな状態を保つために「感謝」という選択をするというスキルです。

獲物を探す鷹

通常

  • 何かをしてくれた→感謝=フルネス
  • 何もしてくれない→不満=アンフルネス

合理的な損得を考えて感謝したりしなかったりするものです。

アクティベーションスキルとしての感謝

  • 感謝できることを見つける→感謝=フルネス
  • 感謝したいことを考える→感謝=フルネス

「感謝できることを見つける」ことで「感謝する」ことを自分の意思で選択することでフルネスを維持しやすくなります。

笑顔のキャンディー

感謝の例

せっかくの日曜日なのに会社の行事に参加しなければならない。

通常

休みが潰れた。なんでこんな行事に参加しなくちゃならないんだ!

感謝するアクティベーションスキル

こんな大規模な行事の準備は大変だったろうなぁ〜。
担当者の人たちの苦労が報われるようにこの行事から何かを学んで帰ろう!