イメージトレーニングしよう
メンタルを強化するために効果的なスキルとしてイメージトレーニングがあります。
イメージ力にはイメージの中で視覚、聴覚、身体感覚をできるだけリアルに感じたり、その感覚を操作例えば再生スピードや色合い、対象の大きさや音の大きさや数、暖かさ、冷たさなどをコントロールして、そのイメージから受ける感覚を操作したりします。
潜在意識は言葉そのものの意味や論理からの影響より、イメージや感覚からの影響の方が大きいのでイメージトレーニングを用いることがとても効果的なのです。
2つのイメージ方法
イメージの仕方にはディソシエートとアソシエートの2種類があります。
ディソシエートした状態では内容を「遠くから見ている」ようにイメージしますので、冷静にイメージすることができます。
アソシエートした状態では「今ここで体験」しているようにイメージしますので、感情や体感をリアルに感じることができます。
このふたつのイメージ法を上手に使い分けることで、目的の感情や感覚を潜在意識の中に効果的に送り込むことができます。
例えば目的の場面での緊張感を和らげ、冷静でいられるようになりたい場合は、最初ディソシエートした状態でイメージして冷静さを保ちます。
ある程度の距離を保ってイメージしても冷静さを保つことができたら、その距離をだんだん縮めていって、最終的にアソシエートした状態でも冷静にいられるようにトレーニングしていきます。
また、夢をもっと現実的でワクワクするものにしていきたいのなら、アソシエートした状態で何度もイメージしましょう。
そしてイメージを繰り返すたびに、よりワクワクする要素、例えば観客の歓声を大きくしたり、人数を増やしたり、チームメイトの喜ぶ顔をリアルにイメージしたりなど、よりそのイメージが現実的で自分に近いものだと感じられるようにトレーニングしていきます。
イメージ仕方の特性を理解した上で、目的に合わせて上手にイメージトレーニングしてください。
ディソシエート
- 遠くから第三者的に見ている状態でイメージします。
- 遠くから距離をおいて客観的に見ているので冷静にイメージすることができます。
- 距離の調整をすることで感情への影響を調整できます。
- 主に視覚、聴覚が刺激されます。
アソシエート
- 今ここで体験しているようにイメージします。
- その場にいて体験しているようにイメージするので、心が揺れ動きます。
- 視覚聴覚の他に、感情や体感をリアルに感じます。
メンタルタフネスはメンタルトレーニングで実現できます。
心の強さ≠生まれ持った性格 → 心の強さ=スキル+身につけた考え方
メンタルトレーニングを通してメンタルタフネスを手に入れよう。