メンタルモードをパワフルモードに導く要素
自分の心の状態は自分で決めることができます。
そのためには、心の状態に影響を与える要素を上手に使う必要があります。これらの要素には、認知の癖、体の状態(表情、体調、姿勢など)、行動の癖(態度、言葉の使い方)、獲得スキル、感情・感覚回路の強度、防衛策(考えや行動の癖に含まれる)などがあります。
多くの人は、これらの要素を環境、出来事、他者から受けた影響として捉えがちです。しかし、それでは外部要素に反応しているだけで、自分の心を外部に支配されてしまうことになります。
思考の癖がメンタルモード決める
「思考は選択できる」といわれてどう思いますか?もちろん、これまでの経験から形成された思考パターンをすぐに変えることは難しいです。最初は、ある状況に出会うと、今までと同じ思考が自動的に出てきます。しかし、同じ状況に対する思考パターンがいくつも存在するので、新しい思考を見つけるスキルを習得することで、徐々に心をパワフルモードに導くことができます。
ステップ1:感情は自分の思考が決める
感情に影響を与えているのは自分の思考で、状況ではないことを理解しましょう。
例
ステップ2:意識的に生活する
ステップ1の理解を常に意識して生活しましょう。
ステップ3:考え方を増やすトレーニング
- 考え方を増やすためのトレーニングを続けましょう。
- 別の考え方はないか?
- あの人だったらどう考えるだろうか?
- 人に考え方を聞く
- 認知行動療法のスキルをマスター
- AIに考え方や捉え方を聞いてみる
ステップ4:思考の選択
○という結果を△という結果に変えたい場合、○という考えではなく、△という感情を生み出す△という考え方を選びましょう。これが思考の選択です。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで自然にできるようになります。正しい思考や適切な思考があるわけではありません。思考の選択肢を増やし、状況に応じた思考を選べることが大切です。過去に良い結果が出た思考でも、状況が変われば同じ思考では望んだ結果を得られないことがあります。
状況に応じて思考を変える必要があります。自分をフルネスに導く感情が生まれるように思考を選択するスキルを磨いていきましょう。
新しい思考パターンを身につけることで、心の状態を自分の手でコントロールし、豊かな心を実現することができるのです。
メンタルタフネスはメンタルトレーニングで実現できます。
心の強さ≠生まれ持った性格 → 心の強さ=スキル+身につけた考え方
メンタルトレーニングを通してメンタルタフネスを手に入れよう。