心をフルネスに導く要素

カウンセリングアドバイザー自分の心の状態は自分で決めることができます。
そのためには心の状態に影響を与える要素を上手に使う必要があります。

心の状態に影響を与える要素とは、認知の癖、体の状態(表情、体調、姿勢など)、行動の癖(態度、言葉の使い方)、獲得スキル、感情・感覚回路の強度、防衛策(考えや行動の癖に含まれる)です。

ほとんどの人はこれらを環境、出来事、他者から受けた心の状態を表現するために使ったり、それによって起こった結果だと受け入れてしまいます。

しかし、それでは外部要素(環境、出来事、他者)に反応しているだけです。
外部要素に自分の心を支配されているということを意味します。

表情や姿勢とフルネス度

表情と姿勢の役割

表情や姿勢は心に生まれた感情が表れて、それによって自然と作られるものだと思っている人も少なくないようです。
つまり、出来事や状況、その捉え方によって心の状態が変わって、それに見合った表情や姿勢が生まれるという一方向の流れしかないと思っているです。

しかし、これでは外部の状況や出来事に対して、単に反応している状態です。
つまり、外部の状況や出来事に支配されていることになってしまいます。

フルネス・エクスプレッション

外部の状況や出来事に支配されるのではなく、自分の意思で自分をフルネスに導くためには、表情や姿勢が心の状態や認知に強い影響を与えるということを知って、それを上手に利用する必要があります。

表情や姿勢を使いこなして心の状態をフルネスに導くアクティベーション・スキルを身につけましょう。
自分の表情や姿勢を自分の意思で決定して、心をフルネスに自分を導くのです。

それは自分の意思で最高のパフォーマンスを限引き出し、望ましい結果を手にしやすい状態をつくることにつながります。
フルネスに自分を導く表情・姿勢の事をフルネス・エクスプレッションと呼んでいます。

フルネス・エクスプレッションもフルネス・アティテュードやフルネス・シンクと同じで、周りが良いと決めつけた表情をすることではありません。
同じ笑顔でもどれぐらい笑ったらどれぐらい気持ちが変わるかという程度は、人によって異なるからです。

また、笑えばよいというものではなく、熱い表情でも、感動の泣き顔でも・・その表情をすることで自分がフルネスに傾き始めることを知っていて、その表情を使いこなすことが大切です。