心をフルネスに導く要素
自分の心の状態は、自分自身で決めることができます。そのためには、心の状態に影響を与えるさまざまな要素を上手に利用することが必要です。
心の状態に影響を与える要素には、以下のようなものがあります
- 認知の癖
- 体の状態(表情、体調、姿勢など)
- 行動の癖(態度、言葉の使い方)
- 獲得スキル
- 感情・感覚回路の強度
- 防衛策(考えや行動の癖に含まれる)
多くの人は、これらの要素を環境や出来事、他者から受けた心の状態を表現するために使ったり、それによって起こった結果だと受け入れてしまいます。
しかし、それでは外部要素(環境、出来事、他者)に反応するだけになり、自分の心が外部要素に支配されていることになります。
表情や姿勢とフルネス度
表情や姿勢の役割
多くの人は、表情や姿勢は心に生まれた感情が自然に表れるものだと考えています。
つまり、出来事や状況、その捉え方によって心の状態が変わり、それに見合った表情や姿勢が生まれると考えています。
しかし、これでは外部の状況や出来事に対して単に反応しているだけです。
外部の状況や出来事に支配されるのではなく、自分の意思で心の状態をコントロールすることが重要です。
フルネスへの導き方
表情や姿勢が心の状態や認知に強い影響を与えることを理解し、それを上手に利用することが必要です。
表情や姿勢を意識的に使いこなして、心の状態をフルネスに導くアクティベーション・スキルを身につけましょう。自分の表情や姿勢を自分の意思で決定し、心をフルネスに導くのです。
フルネス・エクスプレッション
最高のパフォーマンスを引き出し、望ましい結果を得るために、表情や姿勢を使って自分の心をフルネスに導くことが大切です。これを「フルネス・エクスプレッション」と呼びます。
フルネス・エクスプレッションは、他人が良いと決めた表情をすることではありません。
同じ笑顔でも、どれくらい笑ったら気持ちが変わるかは人によって異なります。また、単に笑うだけではなく、感動の泣き顔や熱い表情など、自分をフルネスに傾かせる表情を使いこなすことが重要です。
心の強化とメンタルトレーニング
ストレスに強くなるためには、心の強化が不可欠です。日常生活の中で、メンタルトレーニングを取り入れてみましょう。心の状態を自分でコントロールできるようになることで、ストレスに強くなり、より充実した人生を送ることができます。
これらの要素を意識して取り組むことで、心をフルネスに導き、ストレスに強くなるための心の強化とメンタルトレーニングが実現できます。
メンタルタフネスはメンタルトレーニングで実現できます。
心の強さ≠生まれ持った性格 → 心の強さ=スキル+身につけた考え方
メンタルトレーニングを通してメンタルタフネスを手に入れよう。