基礎を向上させるアクティベーションスキル

最初は目標設定です。目標達成にとらわれたり振り回されず、目標を自分のフルネス化に利用するスキルです。このスキルを磨くために大切なことは、目標が「今するべきことを明確するために必要」なんだということを知っていることと、明確になった目標に意識を向け続けることです。

イメージ法1

目標達成後に手にするもの、実現するもの、目標達成までの道のりを可能な限り具体的に、リアルにイメージできるようにトレーニングしていきましょう。

意識には大きく分けて顕在意識(普段意識できている意識)と潜在意識(普段は意識できていない意識)があり、潜在意識のパワーは意識の80〜90%程度といわれていますので、目標を潜在意識に焼き付けることで目標達成へのパワーが増幅され、目標達成へと向かう行動力が飛躍的に向上します。顕在意識は論理を理解できますが、潜在意識は論理を理解できないのでイメージや感覚の影響を強く受けるといわれています。

潜在意識に目標を焼き付けるために
  1. とにかく行動を起こすこと
    行動から得られる感覚を潜在意識に体験させましょう。
  2. イメージすること
    具体的に、リアルにイメージすることで潜在意識に目標をダイレクトに送り込むことができます。
  3. とにかく繰り返すこと
    潜在意識はパワフルですが論理的ではありません。
    ですから、目標の素晴らしさ、意義などを理解するだけでは潜在意識に焼き付けることはできません。繰り返し繰り返しイメージ、行動を繰り返しましょう。

イメージはより具体的で鮮明な方が効果が高いので、練習すればするほどその効果は高くなっていきます。目標達成後に手にするもの、実現するもの、目標達成までの道のりをイメージしましょう。

効果的にイメージするために

イメージする

イメージ意識する時は視覚、聴覚、身体感覚の3つを意識しましょう。

  • 視覚からイメージし始めましょう。
    コツは目の前の事だけではなく、その日の空の色、車の中においてあったCDのジャケット、周りの人の表情など、空間を広げるつもりで細部まで丁寧にイメージすることです。何割かの人はイメージした時、その場にいる自分を遠くから見ているようなイメージ(ディソシエートした状態)を浮かべます。ディソシエートした状態でイメージしても現実感が薄く、感情の高まりを感じにくくなってしまいます。自分がその場にいるようなイメージ(アソシエートした状態)をしましょう。うまくいかない場合は遠くにいる自分に少しずつ近づいて行って、近くに立ち、触れ、一体となるようなイメージをしてみましょう。
  • 次に聴覚です。
    その時の風の音、街鳴り、声、テレビの音など、これもできるだけ丁寧に範囲を広げて詳細にイメージしていきます。
  • そして身体感覚です。
    風が触れた頬の感触、その日の気温(暑さ、寒さなど)からだに感じた感触を丁寧に思い出し、それをどう感じたのかを思い出してみましょう。
  • 感じとる
    視覚・聴覚・身体感覚を丁寧に思い出し、その状態を丁寧に味わったら、最後に自分が今どんな感情で、その感情を体のどこで感じているかを丁寧に感じ取りましょう。ワクワクした感じは体のどこでどんなふうに感じますか?心地よい感覚はどうですか?その感覚を丁寧に味わったら、それが自分の体の一部として定着するイメージを1~2分ぐらいとってみましょう。