ステップ1−1:対象者の「普通の状態」把握する1
対象者の「普通の状態を知る」ことはとても重要です。
そのためにノンバーバルを分類して捉えられるようになりましょう。
ノンバーバルには、ほとんどの人々に共通する「普遍的なノンバーバル」と、その人固有の「特別なノンバーバル」があります。
ほとんどの人に共通する普遍のノンバーバル
- 唇が見えなくなるほど口をきつく結ぶ
何か困ったことに直面している人に共通するハッキリしたノンバーバル - 鼻の穴が大きくふくらむ(大きく息を吸い込む)
何かの行動を起こす前に酸素を取り込んでいるノンバーバル
など、大脳辺縁系の反応から生まれるノンバーバルです。
「人によって異なる特別なノンバーバル」
「普遍的なノンバーバル」に対して「特別なノンバーバル」があります。
人によって異なることが多いノンバーバルです。
これは、その人個人の生活体験の中からい後天的に身につけたノンバーバルです。
このノンバーバルの意味を理解するためにはは相手の普段のノンバーバルのパターンを把握し、その前後の言動、ノンバーバルと結びつけて把握する必要があります。
例)うちの息子は頼み事があるのに口に出せない時、顔を下向けて目だけで前を見る
その人の特別なノンバーバルの意味に気付ければ、その人の気持ちを察してその人の緊張感や不安を和らげるため行動を取ったり、勇気付けたりすることができるでしょう。
特別なノンバーバルは、その人がそれに気づいて、それを意識して変化させなければ生涯って、同じ場面になるといつもあらわれます。