腕で伝える愛情
ハグは愛情や親近感を表現する行為です。子どもは腕の中に抱きしめられて「守られている」という安心を感じながら成長します。
もちろん、大人も大切な人から抱きしめられることは嬉しいことです。ハグは言葉より、ずっとずっと効果的に、相手への愛情や親近感を伝えることのできるのです。
ただし、中にはハグされることで、自分だけの大切な空間を侵されたと感じて不愉快に感じる人もいますし、好意を示したつもりのハグが、相手によっては性的なアプローチだと誤解してしまうケースも少なくないので、相手や状況をよく理解してハグをする必要があります。
ハグは愛情や親近感を効果的に伝えることができる好意ですが、国、地域、集団、グループなどの習慣や個人の感性によって、受け取り方が大きく異なる好意ですので、ハグをするときは、周囲の人々と接しながら、その集団の行動を注意深く観察して理解してから行うようにしましょう。
また、ハグをしなくても両腕を上手に使うことで温かい気持ちを伝えることができます。
初対面の人に会うときには、腕のカを抜いて、できるだけ体の前面を相手によく見えるようにしましょう。
この時、手のひらも相手ハッキリ見えるようにします。こうすることで、相手は安心して温かさや思いやりを受け止めやすくなります。
相手に対して「敵意や悪意はありません」というメッセージを伝えることができるからです。
これがうまくできるようになると、その後の会話もスムーズで和やかなものになるでしょう。
ちょっとしたしぐさで安心感や親近感が大きく変わってしまいます。
腕の使い方の意味を理解して、積極的に愛情や親近感を伝えましょう。
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