「敬意を払う」というアクティベーションスキル
どれだけ謙遜している人でも人はみな「自分を大切に扱って欲しい」と思っているものです。大切に扱われると嬉しくて気持ちも高まります。そして「敬意を払う」というのは「私は貴方を大切に思っていますよ」と伝える態度です。
敬意を払った態度をとることで「私は貴方を大切に思っています」と伝えましょう。敬意を感じる態度を見ると人は気持ちよくなってエネルギーレベルが向上します。それによって心の状態がフルネスにドンドン傾いていきます。「人をフルネスにしてもなぁ〜」と思う人もいるかもしれませんが人はお互いに影響を与え合って生きていますから、相手がフルネスに傾くと自分の心の状態もフルネスに傾いていきます。
ここで注意してほしいことは「敬意を払う」という態度が形だけでは意味がないということです。心の中で敬意を払わず態度だけ敬意を払っているように見せても、自分の心がアンフルネスに傾いてしまうからです。
「敬意」というのは心の状態のことですから、「この人は自分にとって敬意を払うに値するか?」「この人に敬意を払った方が得をするか?」などの理由から敬意を払おうとしても、敬意を持っていないという自分の心の状態は変えることができないので、自分の心の状態と自分の態度の間に矛盾が起きて、結局心はアンフルネスに陥ってしまいます。
相手に敬意を払う場合は「相手の良い所」「相手の長所」「相手の尊敬できる所を発見するスキル」が必要です。相手に興味を持ち相手の良いところを敏感に見つけ出せるように、普段から相手に注意を払い、良い点、好ましい点を探す癖を身につけていきましょう。
リフレーミングで短所を長所にして敬意を払う
相手に敬意を払うことができない、相手を尊敬できないという理由の中に「良いところが見つからない」というものがあります。
しかし長所と短所は必ずセットになっています。つまり短所は見方を変えれば(リフレーミング)長所だということです。例えば「優柔不断」→「他人の気持ちを優先する」といった具合です。リフレーミングをするために、以下のスキルを習得してください。
リフレーミングテクニック