リフレーミングトレーニング

一言のリフレーミング」が上手にできるようになったら、実際の会話を想定してリフレーミング練習してみましょう。
会話の相手がネガティブな発言をしたことを想定して、その発言に対して「別の見かたをすれば、そうじゃないかも」という新しい発見を促すようなアドバイスを考えてみましょう。(
2つ以上のアドバイスを考えて見ましょう)

アドバイスする女性

最初は難しいかも・・なれれば楽しくなります!

  1. 状況のリフレーミング
    どんな性格や行動も役に立つ場面や状況があります。その行動がプラスに働くことで価値が生まれる「別の状況」を考えて見ることで、相手にこれまでとは違う考えが浮かぶようになります。
    その行動が役に立つのは、どんな状況や場面だろう?」と考えてみましょう。

    例)
    リフレーミング前
    「コミュニケーションが苦手で、いつも得意先の人と仕事で必要なことしか話せないんです」
    リフレーミング後
    「忙しい相手にとったら、長話をされるのは迷惑なんじゃないですか?」
    「世間話が苦手な人にとっては、むやみに話しかけられない方が楽なんじゃないですか?」 
  2. 意識内容のリフレーミング
    状況を変えずに「意識内容(行動・振る舞いの意味や目的として認識している事)」の方を変えてみましょう。 

    その行動は
    その状況や出来事は他にどんな表現の仕方ができるだろう?
    その状況や出来事は他にどんな意味やプラスの価値を持っているか?を考えて見ましょう。

    例)
    リフレーミング前
    「コミュニケーションが苦手で、いつも得意先の人と仕事で必要なことしか話せないんです」
    リフレーミング後
    「無駄話をしないけれど、必要なことはキッチリやってくれる信頼できる堅実な人だと映っているのではないですか?」
    「コミュニケーションな人が一生懸命仕事をしている姿は、相手にとても誠実に映るのではないですか?」

    ちょっと休憩・・

    ちょっと休憩・・

  3. 行動・振る舞いの前提をひっくり返すリフレーミング
    これまでの行動や振る舞いの意味として定義していた意味を正反対のものにひっくり返すリフレーミングです。ネガティブな意味が定義付けられている行動や振る舞いを根底からひっくり返すことでポジティブに受け取ることができるようになります。

    例)自分が「病弱」で「貧乏」で「学歴がない」としたら、自分の境遇をどうやって変えるでしょうか?
    パナソニックの創業者松下幸之助氏の言葉です。

    病弱だったからこそ、部下を信じて仕事を任せる経営ができた → 人を育てられた
    貧乏だったからこそ、お金の大切さを身にしみて知り資金を有効に使えた → お金の大切さがわかった
    学がなかったからこそ、周囲の人全ての人から謙虚に学ぶことができた → 学ぶ姿勢を身につけられたと言っています。

 状況の捉え方や言葉の意味づけを見直すことで、ピンチを新たな学びの機会にしたり、成功へのチャンスに変えることがでるのす。

ネガティブな発言

ポジティブな捉え方

優柔不断で、どうしたらよいか決められないんです。

結論を急がず、いろいろな面からじっくり検討するんですね。

みんなの意見を聞いてまとめる役にぴったりじゃないですか!

私は空気が読めなくて失言が多いんです。

人の顔色をうかがわない人の話は信頼できますよね。

失言の中には本質を突いた宝物が混ざっていることが多いんですよね。