5種類のペインスキーマ
「生きづらさ」を生み出すペインスキーマは5つに分類することができます。
- 人と関われない
愛されたい、守られたい、理解してもらいたい、受け入れてもらいたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分にはできない
有能な人でありたい、うまくやりたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 周囲が優先
自分の考えを大切にしたい、感情や考えを自由に表現したいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 悲観し追い詰める
自由に生きたい、楽しく生きたい、遊びたい、楽しみたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分が中心
自立した人でありたい、自分をある程度コントロールしたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ
第4のペインスキーマ
ペインスキーマの第4分類は「悲観し追い詰める」という状態を作り出すスキーマです。
このペインスキーマは「自由に生きたい」、「楽しく生きたい」、「遊びたい」、「楽しみたい」という本能的欲求が満たされなかった場合に作られます。
第4分類の具体的スキーマについて考えていきましょう。
完璧スキーマ
何かに取り組む時に「完璧にしなければいけない」「高いレベルを目指さなくてはいけない」「100点満点以外はありえない」など常に最高水準の目標を立て、目標を完璧にクリアしようとするスキーマです。
「妥協してはいけない」「手を抜いてはいけない」「とことんやるんだ」「満足のできる結果を得るまで休むなんてとんでもない」と自分をドンドン追い詰めてしまいます。
このスキーマを持つ人は、完璧を「自分だけに向ける人」と「自分にも他者にも向ける人」に分かれます。
完璧スキーマを持つ人の自己防衛策
- ものすごく頑張る
- 休息をとらない
休息を取ることを悪いことだと考える傾向があります - 効率にこだわる
- 「〜でなくてはいけない」「〜べき」という口癖がある
- 何かに追い立てられているように焦って行動する
- 楽しそうでない
- 他者にも完璧を求める
自分のルールを他者に当てはめて、それに合致しないと批判したり責めたりする - 良い結果を出しても結果に満足しない
- 常に不満を抱いている
すべてを完璧にすることはできません
完璧にこなすことで自分の存在価値を認めようと必死なので、どんなことでも完璧にこなそうと全力で取り組みます。
しかし、いつも完璧であり続けるための労力や負担が心身にのしかかっていますので、突然体調を悪くしたり、ひどい倦怠感に襲われたりします。
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