苦しみを生む自動思考
自動思考は認知行動療法の用語で、何かの折につけ自動的に頭に浮かんでくる考えのことです。この考え方のパターンが人の言動の基本になっていて、それが不利益をもたらす場合は見直す必要があります。強すぎると不利益をもたらしてしまう典型的な自動思考のパターンを紹介していきたいと思います。
過度の一般化
たった一つのよくない出来事を何度も繰り返し起きているかのように感じてしまうこと
生きていると色々なことが起こります。辛いこと苦しいこと悲しいこと・・そうした出来事が起きた時自分にとって起きて欲しくない出来事ばかりに注目し、そのことばかりが起きているような感じがしてしまうことを「過度の一般化」といいます。
こうした傾向が強い人は・・
自分の一般化した出来事についての論理的なエラーを探してみると良いでしょう。
同じような事態を引き起こさないために、そうした出来事に注意を向けるのは人間の本能として必要なことです。しかしこの思考が強すぎると未来に希望が持てなくなったり自信を失ったりして、新しいチャレンジをしなくなり人生の幅が狭くなっていってしまいます。