楽しいことは多くない
「なんか楽しい事ないかなぁ〜」こんなセリフを口にしている人をよく見かけます。
しかし感情が揺さぶられるような楽しい出来事は、そう滅多に起こるものではありません。
それなのにいつも楽しそうにしている人もいるようです。
心から楽しいと思えることなんて、そんなにたくさんあるわけではないのに、どうしてその人たちはいつも楽しそうにできるのでしょうか?
出来事は・・
実をいうといつも楽しそうにしている、その人たちにとっても特別に楽しい出来事がそんなにたくさん起こっているわけではありません。
その人たちはを楽しむことが上手いのです。
特別に楽しいことが起こらなくても、季節の変化、朝の日差し、食事など毎日の暮らしの変化を十分に感じ取って楽しむことができるのです。
個人的にあまり好きではないことや得意ではないことでさえ、考え方や行動を工夫して楽しんでしまうことができるのです。
さらに感情や感覚は強化されていきますので、そういう毎日を過ごし続けることで楽しいという感情が強くなって、それに関わる感覚も強化されていくので、なんでもない毎日を、十分に楽しむことができるのです。
いつも楽しそうにしている人は楽しむスキルが高いのです。
楽しむスキル
- 些細な変化に注意を向けて見つけよう
今日は新月だ。今日の魚は脂が乗っているなぁ。夏の日差しが気持ちよい。 - 些細な喜びの感覚に意識を向け十分に感じ取ろう
目を閉じてたくさん噛んで十分に歯ごたえや味を楽しむ。お風呂に入って体がほぐれていく感覚を十分に味わう。真っ青な空を見たとき、心の奥でどんなことが起きているのか観察してみる。 - どうしたら楽しくなるか考えてみよう
10日間毎日ジョギングができたらご褒美のケーキを食べよう!あの子機嫌が悪そうだなぁ〜。どうしたら笑顔になるか考えてみよう!お茶汲みするなら、絶対に上手いと言わせてやろう!お茶の入れ方を研究してみよう! - 違う視点を持ってみよう
あの人だったらどう考えるかな?違うやり方はないかな?あの人はなんでそんなことが楽しいんだろう?当たり前だと思ってたけど有難いことだなぁ(感謝できる点を見つけてみよう) - 環境を整えよう
部屋が散らかっていると心が落ち着きません。整理整頓しましょう。夜の間接照明、落ち着ける音楽などを使いましょう。安らげる場所を作りましょう。 - 体調を整えよう
体調が悪いと楽しめないものです。普段から体に優しい生活をしましょう。規則正しい生活をしましょう。バランスよく食事をしてよく噛んで丁寧に味わって食べましょう。夜はゆっくり温めのお風呂で立ラックスしましょう。適度な運動習慣をつけましょう。
楽しみが増えると活動的になり、自分のパフォーマンスを十二分に出せるようになります。
より良い結果も出やすくなります。
「楽しむスキルの向上→心の状態が良い→パフォーマンスレベルが向上→望ましい結果→楽しい」
という好循環も生まれて来ます。
楽しむスキルを磨いて、人生をより豊かなものにしていきましょう。