父親のことが嫌いでたまりません。
真面目で融通が利かない性格ですが、悪い人間ではないと思います。
特別悪いところがない自分の父親のことを愛せないのは、私の性格に問題があるからでしょうか?
思春期の時期に娘が父親に対して嫌悪感を抱くことは珍しいことではありません。
遺伝子的に近い異性と性的な関係になってしまうと遺伝的に問題を抱えた子供が生まれる可能性が高くなってしまうため、思春期になると遺伝子的に近い異性にたいして嫌悪感を抱いて、そうした関係にならないように予防する防衛機能を人間は遺伝情報として持っているからです。
明確なことはわかっていませんが、フェロモンなどの影響も大きいようです。
反対に遺伝子的に遠い存在の異性に対しては魅力を感じやすいともいわれています。
つまり父親のことを素直に愛せないのは「性格」に問題があるという理由だけではないということです。
ほとんどの場合思春期が終わって理性の力がより強くなってくると、父親に対する嫌悪感が消え去り冷静に父親のことを見られるようになるので、今は「自分の性格に問題がある」と自分にレッテルを貼ってしまわない方が良いでしょう。
今は理性の力を借りて、父親が良い人である理由を探したり、感謝できることについて考えたり、過去の良い思い出を意識的に思い出すようにして、父親へのポジティブな感覚を育むようにしてください。