普段の心の状態と結果
パフォーマンスのレベルは先天的性質と基礎レベルの高さに加えて心の状態が大きく影響することは既にご説明しました。
「先天的性質+基礎レベル×心の状態 → パフォーマンス・レベル → 結果」
パフォーマンスのレベルは結果に直接影響しますから、心の状態をフルネスに保つことが最大限の結果を得るためには欠かせないことだということを心に刻んで起きましょう。
本番≒日常
上記の普段の生活でも同じことがいえます。心の状態によって、パフォーマンスレベルが強い影響を受けるわけですから、普段の生活での取り組み(練習、勉強、人間関係など)においても心をフルネスに保つことはとても重要です。
心の状態によって、普段の生活での取り組みで出すことができるパフォーマンスが変わってしまうわけですから、アンフルネスな状態で普段の生活を続けてしまうと、その積み重ねから得るものが減少してしまうからです。
例えばアスリートが試合に向けて練習を3ヶ月したとして、その間ずっとフルネスな状態を維持できれば「100×90日」で9000という質の練習ができるのに対して、その間、ずっとアンフルネスな状態が続いてしまえば、「30×90日」で2700という質の練習しかできなくなってしまいます。9000という質の練習をした人と2700という質の練習をした人では、試合当日の実力に大きな差が生まれることでしょう。
更に言えば、9000という質の練習をした人と2700という質の練習をした人では、試合当日の心のフルネス度にも大きな差が生まれてしまうはずです。
毎日の生活の中で心をフルネスな状態に保つことが、如何に重要かわかっていただけると思います。試合や試験、イベントなどの本番だけでなく、普段の生活から自分や周囲、チーム(組織)の人間をフルネスな心の状態へ導き、それを継続させる方法(アクティベーションスキル)を理解し、実践することがパフォーマンスを最大限に、あるいはそれ以上に引き出し、望んだ結果を手にすることに繋がります。