セルフカレッジ

イメージ力というアクティベーションスキル

イメージ力はかなり大きな個人差があるアクティベーションスキルです。しかしイメージを自由に操れるようになると、自分の意志でイメージを操っていつでも、どんな時でもフルネス・ステートに自分を導くことができるようになります。イメージ力というアクティベーションスキルを向上させることは、パフォーマンスを大きく向上させることに繋がります。

優秀なアスリートは、どんな時でもイメージする能力を有しています。うまくいかない練習のときでも、それを乗り越えて成長した自分自身のイメージを創り出すことが上手です。しかしイメージ力が弱いと認知の癖に支配され自分をフルネスに導くイメージをすることができません。

イメージする力を鍛える方法

イメージする力を鍛えるためにはイメージすることを繰り返せばよいのですが、成功のイメージなど結果につながるものでない方が良いでしょう。最初の内は特に反発する認知の癖が現れて、かえってアンフルネスに陥ってしまうからです。ですから野球の試合に勝ちたいなら勝ってヒーローインタビューを受けている場面ではなく、打席で最高のスウィングをしている感覚をイメージします。

結果ばかりイメージしていると失敗や負けが頭をよぎった瞬間に、心が揺いで、反発する認知の癖が現れてアンフルネス・ステートに引き込まれてしまいます。

イメージングの練習

イメージ力が弱いと、反発する認知の癖の影響を強く受けてしまいます。まずは単純なイメージからイメージする練習をしましょう。

「①形のイメージ」「②色のイメージ」「③言葉のイメージ」「④連想ゲーム」(面白い、やわらかい、明るいなどの言葉から自由にイメージする)などをしてみましょう。

イメージ力を鍛える

①形のイメージ(○、△、□など) ②色のイメージ(赤、青など) ③言葉のイメージ(面白い、やわらかいなど)

④連想ストーリーでイメージ力強化
関連のない2つの言葉を使ってストーリーを作ってみましょう。
例)「体力」でイメージするものを頭に浮かべる。そのイメージと「農業」でイメージするものを頭に浮かべる。2つのイメージを組み合わせてストーリーを作ってみましょう。

野球・バンド

スポイラーのタイトル

最初は成功イメージより、過程や状態のイメージをしましょう。ヒットを打つイメージではなく、良いスウィングのイメージをするなど、その時、何が見えるか、何が聞こえるか、何を感じるか(体感、感情、臭い)などを細かい部分までイメージしましょう。

ヒットを打つ → バッターボックスに向かう時の青空、歓声、熱気、臭いなど細部をイメージする

  • イメージの要素をコントロールする
  • イメージの色彩を入れ替えてみる
  • イメージの音を入れ替えてみる
  • イメージの再生速度を入れ替えてみる

イメージを構成する様々な要素を舞台演出家になったつもりでコントロールしてみましょう。そして、自分をフルネスに導きやすい演出法を見つけ出しましょう。

イメージ繰り返し磨くことでイメージ力が向上するイメージ力が向上するとパフォーマンスが向上する。イメージは自分の意志で作り出すことができる。