「得たものに目を向ける」というアクティベーションスキル
一生懸命頑張ったのに夢が叶わない、望んでも欲しいものが手に入らない・・・そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
そんな時は悔しさや無力感、後悔などの感情からアンフルネスに陥ってしまうものです。
もちろん、そうしたネガティブな感情は必要なものです。
そうした感情があるからこそ、人はそこから学び、成長していくことができるからです。
しかし、そうしたネガティブな感情が強すぎたり、長引いてしまうとパフォーマンスが低下した状態で長期間過ごさなくてはならなくなって、そして状況はさらに悪化していきます。
ですからネガティブな感情を十分に味わって、その出来事から学ぶものが見つかったら、できるだけ早くフルネスな状態へと自分を導く必要があります。
そのためには望んだ結果を得られなかったとしても、その過程で「得たもの」に目を向けるというアクティベーションスキルが役立ちます。
例えば、ダンスチームで全国優勝を目指して挑んだけれど準決勝敗退で終わってしまったとします。
- 今回のチャレンジは本当に楽しかった。人生でこんなにワクワクしたのは初めてだった。
- 結果は準決勝敗退だったけれど、本気で何かに取り組むことで毎日が充実するんだとわかった。
- 色々喧嘩をしてギクシャクしたけれど、前よりもみんなと近い感じがする。
- はじめは出来なかったあのステップが今ではあんなに楽しんでできるよ。
どんな結果だったとしても必ず「得たもの」があるはずです。
ひとしきり泣いて、悲しんで、落ち込んだら、「得たもの」に目を向けてフルネスへ自分を導きましょう。
その結果から学び、そこから成長の種を生み出したら「得たもの」に目を向けて、できるだけ早く本来のパフォーマンスを出せるよう戻りましょう。
そうすることが成長を早め、より素晴らしい未来を創っていくことになるのです。