思考→感情→行動の連鎖が作り出す悪循環を理解しよう

今感じているネガティブな感情ををつくり出す自動思考やそれを生み出す基盤になる媒介信念(ルールや思い込み)や中核信念(スキーマ/判断の基礎基準)の特徴や癖が明確になったら、その思考が感情や行動にどんな影響を与えているかを整理していきましょう。

この過程をアセスメントと言います。
5:代替思考の案出シートのダウンロード

過去に作り上げたルールや思い込みが作り出す自動思考が、その場の感情や行動にどんな影響を与えているかを整理しながら、媒介信念や中核信念が自動思考にどんな影響を与えているかを明確にして書き出していきましょう。

認知行動モデル

アセスメントシート

アセスメントは認知を変化させていくために最も重要な作業の1つですが、認知行動療法の初期段階から完全なアセスメントシートを完成させる必要はありません。

アセスメントシートは、認知行動療法の練習中に繰り返し作成、検証、修正をしながら、より「自分の中や自分のまわりで起きていることを正確に表している」と感じられるものにしていけばよいのです。大切な事はアセスメントシートを作成しながら、自分の問題をどのように維持、悪化しているかに気づくことと、その悪循環を断ち切るための具体的方策を探っていくことに興味・関心を向けられることです。