なだめ行動

カウンセリングアドバイザー

防御反応(固まる逃げる戦う)が必要な状況の後、人は必ず「なだめ行動」をします。
なだめ行動とは危険や不快な出来事の後、気持ちを静めるための行動だからです。
自分の心身の状態を通常に戻すきっかけとして行うのです。

反対に言えば、相手を観察してなだめ行動を見つけることができれば、相手の心の中に起こった、怒り、不快、緊張などの感情に気づくことができるようになり、その気持ちが強くなる前に労うことができるようになります。

不必要なトラブルを予防することにつながりますし、ひいては相手の考えや価値観を上手に理解し、良好な人間関係を構築することにもつながります。

「首元で換気する」なだめ行動

首を喚起するなだめ行動

ストレスを感じると襟のあたりを広げて首の周辺を換気するというなだめ行動もあります。
襟のあたりを広げて空気を入れ替えることで、首周辺の温度を下げてストレスを緩和しようとするのです。

襟と首の間に指を入れて布を引っぱって首元の空気を入れ替えます。
もちろん単純に暑いから行う場合もありますが、頭の中に不愉快な考えが浮かんでいたり、落ち着かないなど不快を感じている場合が多いのです。

このなだめ行動をつかう女性はあまりいませが、女性が行う場合は襟元を軽く何度も引っぱって空気を通したり、後髪を大きくかきあげることで首のあたりを換気したりして、男性よりもさりげない仕草で空気を入れ替えます。

男性ほど目立ちませんが、やはりストレスや不快を感じている可能性が高いと考えられます。