ノンバーバル3つのF

カウンセリングアドバイザー

第ニの防衛策-逃げる反応(フライト)

どんな人にも嫌な思いをしないように、誰かを避けた経験があるでしょう。
この行動を第二の防衛策、逃げる反応(フライト)といいます。

嫌いなおかずから顔をそむけたり、会いたくない相手に遭遇してしまった時に顔では笑いながら足を部屋の出口のほうに向るのも、同じ逃げる反応です。
人間は嫌いな物(人)から顔をそむけたり、危険を感じる相手から遠ざかろうとするのです。

逃げる行動の例

逃げる行動には目を閉じる、目をこする、顔を手で覆う、体をそらす、膝の上に物を置く(ハンドバッグなど)、足先を1番近い出口に向けるなども含まれます。

フライト(目を閉じる・顔を隠す)

フライト(体をそらす)

フライト(机から離れる)

フライト反応を見つけたら

これらの行動は意思(大脳新皮質、第二信号系)すべて大脳辺縁系(第一信号系)によって支配されているので、嫌悪、危険などを感じると意思とは関係なく起こります。

デートの相手に魅力を感じられなくて「早く帰りたい」と考えている人、仕事の交渉中に魅力のない提案を聞かされたり、非常識な値下げを提案されたりすると、逃げる反応の一つ遮断の行動が現れて、目を閉じる、目をこする、手で顔を隠す、テーブルや相手から体のけぞらせる、足を遠ざける、足先を出口に向けたるなどの仕草をしはじめます。

これらの仕草は、その人がその状況や相手を不快に感じていることを伝えています。
こうした仕草が現れ始めたら、相手を追い詰めて交渉を有利に運びたいなどの特別な事情がない限り、話の内容を切り替える、コーヒーブレイクをとるなど相手のの不快を緩和することを心がけましょう。