左右の好みを活用しよう!

ここまでお伝えして来た「左右の好み」は知らない間に仕事・友人関係・家族との付き合いなど、様々なシーンに影響を与えています。
相手の左右の好みを意識しないでなんとなく話すことは、その人とのコミュニケーションの質、つまり人間関係の質を運任せにしてしまうということになってしまいます。
これはとてももったいないことです。
ぜひ相手の好みを把握して、目的に合わせて相手との位置関係を決めてください。

自分と相手の好みがわかっていれば、ワザワザ言葉にしなくても、嫌な相手と一緒にいる時間を短くすることもできるでしょう。
上手に使うことでセルフプロデュースして、周囲に与える自分の印象をコントロールできるようになるでしょう。

  • 協力を求める時やお願い事をする時は、相手の好きな側に自分を配置しましょう。
    気分が良いと受け入れてもらいやすくなるからです。
  • 相手があまり好きでない時、早く相手との話を終わらせたいときは相手の苦手な側に自分を配置しましょう。
    あまり居心地が良くないと感じれば友好関係を結ぼうとするか、その場を立ち去ろうとするからです。
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ただし相手の好みに合わせると自分の苦手な側に相手を配置しなければならない時があります。
そんな時知らず知らずのうちに弱気な仕草や不安のシグナルを出してしまいがちです。
そんな時こそノンバーバル(言葉以外の言語)を使って自信をアピールし続けることを意識してください。
(足の幅や向き、指先の扱い方、手の扱い方、声のトーンやスピードなどに注意をはらいましょう)

  • 弱気を表すノンバーバーバルの例
    緊張すると体が小さくなり、自信があると大きく体を大きく使います。
    自分より立場の強い人と一緒にいると緊張して体が小さくなります。
    反対に自分より立場が弱い人といる時は体の動きも大きくなります。