頑張ることは素晴らしいことです。
ただし、それは十分な休養を取った上でのことです。
いつも頑張り続けると、疲労が残ったまま頑張ることになるので、自分が持っている力を存分に引き出すことができません。
例えば、今自分が持っているパフォーマンスの80%程度しか出せない状況が続いてしまうということです。
これまでの自分を越えるためには、自分の限界を超える必要があります。
限界を超えることができて、初めて心身は「もっと成長しないと今の状況で生き残れない」と判断して成長していくのです。
これは筋力トレーニングで筋肉を増強させるときでも、メンタルを鍛える場合でも同じです。筋力トレーニングでは対象が筋肉になり、メンタルの場合は神経系や分泌系が対象になるだけです。
十分な休養も取らずに頑張り続けると、筋力が低下したりメンタルが弱くなったりしてしまいます。
しっかりと休息をとらないと、心身ともに完全に回復しないからです。(ルーの法則)
心身を効果的に成長させるためには、どうしたら良いでしょうか?
それは今の自分の超えつづけることです。
そして限界を一瞬でも超えるためには心身の状態が最高潮でなければなりません。
そのためには「十分な休養」をとって置く必要があるのです。
日本人は休養を取ることに対して罪悪感を感じる人も少なくないようです。
しかし、ただ闇雲にがっばってしまっては、自分の最高のパフォーマンスを出せなくなってしまうばかりか、心身の能力が低下したり、障害が起こってしまいます。
十分な休息を取って効果的に心身が成長し続けると、パフォーマンスの質がドンドン向上し続けていきます。
以前はギリギリできたことが、次第に楽に、簡単にできるようになっていきます。最初ベンチプレスで30kgをあげることが精一杯だった人が、60kgあげられるようになったら、30kgあげるときは頑張らなくても良くなるのです。
メンタルの強さも同じです。
十分な休養を取りながらストレスに立ち向かっていければ、以前は耐えられないと感じた状況でさえ、難なく突破できるようになっていくでしょう。
頑張っても頑張っても望ましい結果が出ていない、報われないと感じている人は、十分な心身休養(体のケア、心のケア)を行なっているかをチェックして見てください。
原因は「頑張りが足りない」のではなく、「休養がたりない」のかも知れません。
これまで十分な心身休養を意識することで、これまで「自分にはとてもできない」と感じていたことさえ、簡単にできるようになっていくはずですよ。
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