首を使うなだめ行動
首に触れたり、首を撫でるという仕草は、頻繁に見かける重要な「なだめ行動」です。
- 首の後ろ側を指でマッサージする
- 首の横を摩る
- 首についた贅肉を引っぱる
など首を使った様々な「なだめ行動」があります。
なぜ首を使うなだめ行動が多いかというと、首周辺にはたくさんの末梢神経(迷走神経と頸動脈洞)が通っているので、首を撫でることで抹消神経を刺激すると副交感神経が刺激されて血圧が下がって、心拍数も減少し、リラックスして気持ちが安らぐからです。
軽く首に触れるだけでも不安や不快を和らげる効果があるのです。
また、首に刺激を与える使うなだめ行動には男女の性差があります。
男性
- 手で喉の贅肉をつかんで引っ張る
- 首の横や後ろを指でこする
- ネクタイを整える
- ワイシャツの襟を整える
女性
- ネックレスをいじる(触る、ねじる
- 喉もとのくぼみを手で覆い隠す
- 喉や喉もとのくぼみに触る(喉もとのくぼみに触っているときは左手で右ひじを支えていることも多い)
- 妊婦は首に触れたりもしますが腹部を抱きかかえます。(胎児をかばう感じ)
首を触る、首をマッサージするのは世界共通の明確な「なだめ行動」です。
一般的に男性は女性より首を覆います。
男性は首をマッサージしたり撫でたりし、女性は触れたりする程度の人が多いようです。