参加モデリング
観察しているモデルの条件と対象者(自分)の条件が、時間的、状況的、空間的に、できるだけ似ている方がモデリングを行いやすく効果も出やすいので、目の前のモデルの言動をその場ですぐに真似るという方法をとる事があります。
このような方法を参加モデリングと言います。
参加モデリングは恐怖や不安を強く感じるような状況での言動を観察し、獲得・維持するためにとても有効な方法です。
参加モデリングのやり方
- 恐怖、不安減少したい、あるいは回避行動が起こりやすい場面をモデルと対象者(自分)が一緒に体験していきます。
- 状況に対するモデルの言動を対象者に見せていきます。
- 対象者は出来る範囲からモデルと同じ言動を真似ていきます。
- 対象者は反復していきます。。
- 対象者が行動を反復する時、援助者が開始の合図として、手を叩いたり、肩を叩いたりする(プロンプト)と行動に入りやすくなります。
- 行動の反復ができるようになってきたら、徐々にプロンプトを少なくして(フェイディング)自分自身で行動開始のタイミングを取ることができるようにしていきます。