心の状態とアクティベーション・スキル

心の状態

心の状態は大きく2つに分けることができます。

  • パワフルモード
    安定し、やる気と活力が溢れ、活性化した心の状態をいいます。
    心がパワフルモードになればなるほど、自分の持っている能力を引き出しやすくなり、パフォーマンス(性能、能力、実績、業績、成果、結果、成績、実行、遂行、演技、演奏、公演、行動など)が高くなります。
  • アンパワフルモード
    不安定で、やる気や気力が湧かず、不活性な心の状態をいいます。心がアンパワフルモードになればなるほど、自分の持っている能力を引き出せなくなり、パフォーマンスは低くなっていきます。

心の状態

心の状態とパフォーマンス

心がパワフルモードに傾くほどパフォーマンスが向上し、アンパワフルモードに傾くほどパフォーマンスは低下します。

心の要素

心の状態は環境(出来事、状況、他者など)、認知(思考の癖など)、感情(感度、強度)、身体(体調、状態など)、行動(パターン、癖など)によって、影響を受けて絶えず変化しています。これらの要素は、これまでに獲得している基礎スキル(コミュニケーション能力、体力、思考力、語彙力など)の高さや、自分を守るために身につけてきた防衛策のパターンやその種類によって影響を受けています。様々な要素が影響し合って、刻々と心の状態は変化しています。

心の要素

心がアンパワフルモードになると、その影響を受けてそれらの要素もさらにネガティブな状態になっています。そうなるとさらにパフォーマンスが低下して望んでいる結果を得にくくなってしまいます。

心がアンパワフルモードになると・・
  • 思考力が低下して、特定の考えに固執するようになり、合理的に考えられなくなってしまいます。
  • 体調が悪化したり、疲れやすくなってしまいます。
  • 環境に対応できなくなったり、他者との関係が悪化してしまいます。
  • 合理的な行動を取れなくなってしまいます。
  • 本来の能力を引き出せなくなってしまいます。 etc

こうした状態に陥らないように、心をパワフルモードに導き保つスキルをアクティベーション・スキルといいます。アクティベーション・スキルについて知ることで、アンパワフルモードに傾き始めた自分を、できるだけ早い段階で心をパワフルモードに導くことで、絶えず高いパフォーマンスを維持できることを目指していきましょう。

アクティベーション・スキル
アクティベーションスキルを身につけることで、アンパワフルモードに陥りかけた心の状態を自分自身の力でパワフルモードに導き、維持することができるようになります。

心も体と同じで、人は使った感覚が強くなり、使わない感覚は弱くなるため、それを繰り返し、できるだけ早くパワフルモードに心を戻し、長い時間パワフルモードを維持することでパワフルモードを保ちやすくなっていきます。