セルフカレッジ22(リラクセーション)
メンタルと強さとリラクセーションスキルの高さを関係付けて考える方は少ないようです。
しかし必要に応じてリラックス(副交感神経を活性化)したり、心身を活性化(交感神経を活性化)できるようになると自分をフルネス・ステートに傾くことが上手になります。心の状態と体の状態は相互関係にあって、どちらかがフルネスに傾くともう片方はそれに合わせようとするからです。「心 → 体」「体 → 心」という事です。
緊張状態が過剰になると心の中の「とらわれ」は強くなってしまいます。
そんな時は体をリラックスさせることができると心もリラックスしてくるので、心のなかで強くなってしまった「とらわれ」を軽減させることができます。だから考えても考えても納得のいく答えが見つからない時に、お風呂に入ったりしてリラックスすると「ヒラメキ」が生まれやすくなります。体がリラックスすると心がリラックスして「いきすぎた緊張状態」が緩和され、心の状態がフルネスに傾いてパフォーマンスが向上するからです。
もちろんやる気が出ない時などは交感神経を刺激した方が良い場合がありますが、緊張、怒り、後悔、憎しみといったネガティブな感情を感じていると交感神経過剰になってしまうのです交感神経過剰になると筋肉が硬くなって、血流が悪化してしまいます。呼吸筋も硬くなって呼吸が浅くなることで血中の酸素濃度が低下し、脳での糖代謝が停滞してしまうので同じことばかり考えてしまうようになります。ですから体を意識的にリラクセーション状態に導くスキルを身につけるという事は、筋肉を柔らかくし血流を向上させ、大きな呼吸をする事で血中の酸素濃度を向上させ、脳での糖代謝を活性化して心身のパフォーマンスを向上させる事で心をフルネス・ステートに導くスキルを身につけることになるのです。