アクティベーションスキルの基盤セルフカレッジ1
心の状態を自分で決めよう
自分の心の状態を自分で決めることができるということを理解することがセルフカレッジの最初のステップです。自分の心の状態を自分で決められないのなら自分をフルネスに導くことはできないということになってしまいます。自分の心の状態を自分で決められるのだということを知識として理解することから始めましょう。
心の状態に影響を与える外部要因は、環境、過去、出来事、未来、他者の5要因です。
人はこの5つの要因から影響を受けてアンフルネスの状態でパフォーマンスが低下して失敗すると、これらの外部要因のせいにして怒ったり後悔してしまうものです。しかし自分がアンフルネスに陥った原因を、外部要因のせいにしてしまうと「自分の心は自分で決められないんだ」ということになってしまいます。そして、それは「自分の人生のパフォーマンスが外部要因で決まってしまうんだ」と宣言していることにほかなりません。
外部要因のほとんどは自分の力では変えられませんから、人生のパフォーマンスを外部要因に決められて生きていかなければならなくなってしまいます。そんなことを続けていると自分で変えられない要素に自分と自分の未来が支配されているという感覚にとらわれ、さらに深刻なアンフルネスに陥ってしまいます。
- 「暑いなぁ」といっても涼しくならない
- 「出社時間が早すぎる」といっても時間は変わらない
- 「最近いいことないなぁ」と愚痴を言っても、良いことは起きません
- 「嫌な奴」といっても相手は良い人にはなりません
- 「上司の一言さえなければ自分の機嫌がよくなるんだ」と言っても、上司の態度は何も変わりません
- 「失敗したらどうしよう」と予測してもパフォーマンスが低下するだけです
自分では変えられないものコントロールできないものに自分の一番大事な「心の状態」を決められている生き方こそアンフルネスな人生なのです。
これらの5つの外部要因以外に、人間の心状態を左右する「自分」という要因があります。
同じような環境で同じような経験をして、同じ人と接していてもフルネスで過ごせる人、アンフルネスに陥る人・・様々です。全員が同じ心の状態にはならないのです。それは自分という要因に違いがあるからです。自分の心の状態はすべてがこの5つの外部要因に支配されているわけではないのです。
「自分」という要因
この自分という要因とは
- 認知の癖の違い
- アクティベーションスキルのレベル
- 脳や感覚回路の機能
の違いから生まれます。
この自分という要因にアクティベーションスキルを使って働きかけることで、セルフカレッジ力が高まって「自分の心を自分で決める=自分の人生の価値を自分で決める」という選択ができるようになるのです。
※環境の一部は変えることができますし、過去や未来も認知の癖を見直し捉え方を変化させるアクティベーションスキルを用いることで影響を受けなくすることはできます。