スキルを身につけるために

心の状態は大きく分けるとフルネスかアンフルネスの2種類に分類できることはこれまでにご説明してきました。

アンフルネスに傾く原因

人間は

  • (動物として危険を回避し生き残るために)人間が遺伝的に持っているネガティブな状態の認識/認知機能
  • 結果重視傾向のある社会からの影響
  • 身近な環境、これまでの経験から身につけた結果重視の認識習慣
  • 習慣による継続使用で強化されたアンフルネスな状態を感じ取る感覚回路

などよってアンフルネスに傾く傾向が強く、そのため自分の持っているパフォーマンスを引き出せないことがとても多いのです。

フルネスな状態を日常化

フルネスな状態を日常化できたらどんなことが変わるでしょう?どんなことが実現できるでしょう?明確にイメージできるでしょうか?

アクティベーション・スキルを身につけるためには継続的な取り組みが必要です。そのためにはフルネスな状態を日常化することの価値を実感をもって理解しておくことが大切です。価値を知ることがフルネスを日常化するモチベーションを高め、アクティベーションスキル獲得に繋がっていくからです。

フルネスの2つの価値

フルネスの価値

フルネスを日常化することにどんな価値があるのでしょうか?フルネスフルネスを日常化すると、日常がどう変わるのでしょうか?フルネスの価値は大きく分けて2つあります。

フルネスな感覚を感じるという価値

フルネスでいることそのものに価値があります。フルネスでいることで快の感覚を味わい、ポジティブな感情になれるからです。快の感覚を味わい、ポジティブな感情になることは、それ自体が人間の生存目的なのです。

そうした感覚を繰り返し使うことでフルネスな感覚に結びつく感情の感覚回路が強化され、毎日が楽しく、幸せで、エネルギッシュをなっていきます。

フルネス感情になることで生まれる価値

フルネスな状態でいるとパフォーマンスが向上します。パフォーマンスが出ることでより望ましい結果が出やすくなります。また、アイデアが出る、行動的になる、能動的になる、優しくなる、実力が発揮できる、人に優しくできるやさしくなるなど、様々な副次的価値が生まれます。

より人間的で、生産的な毎日を過ごせるようになっていくでしょう。