行動実験を振り返る
行動実験を行っても「やりっぱなし」では、行動実験からの学びが少なくなってしまいます。
せっかく行動実験を行ったのですから、行動実験を行った状況、タイミング、自分の言動、結果、気づきなどを丁寧に振り返りましょう。
多くの人はできなかった点に意識が向いてしまいます。
しかし、できなかったことではなく、できたことに注目して行動実験の振り返りをおこないましょう。
記録を残しましょう
行動実験の振り返りを行うには、行動実験を行った後、その記録を残しておく方が良いでしょう。
- どんな場面で、どんな取り組みを行ったか?
- 取り組みの結果としてどんな体験をしたか?
- その体験はいつもとどう違うか?
などを記録しておいて、それをもとに振り返りを行いましょう。
できるだけ、いつもとは違う体験に注目しながら、これまでしてきた考えや行動がその状況でどんな意味を持ち、どんな働きをしていたのかについて考えてみましょう。
(カウンセラーなど第3者とともに振り返ると効果的です)さらに、今後の行動実験の題材や実施方法についても、振り返りの内容参考にしながら検討し、立案していきます。