思考の種類
思考にも色々あります。
- その場で浮かんでくる何気ない言葉のようなもの
- 価値観や信念のような確固たる考え方
- 漠然としたイメージ
- 過去の出来事の映像
など様々です。
イメージや過去の出来事の映像に対しても、自分なりの判断や予測などの思考を行っています。(これについては意識できない場合も多いようです)
認知の階層構造
認知行動療法ではこうした様々な思考を3つの階層に分類して捉えます。
- 自動思考(ふと浮かんでくる言葉や思考)
- 媒介信念(その人なりの思い込み、個人的ルール)
- スキーマ(判断の基礎基準:自分、他者、外的世界に対する絶対的な基準/価値)
です。
現在の考え方の癖が問題を維持・増悪されている場合、この認知の階層構造がどうなっているのかを具体的に捉え、再点検することで新たな思考が入り込む余地があるのかを検証し、これまでとは違う新しい考え方を取り入れ定着させることで問題の軽減、解決を目指していきます。