カウンセリングについて

ステートアプローチ

スキーマを語る女性
これまでにステートアプローチについての考え方はご説明しました。
ペインスキーマへの対処法としては以前ご説明した通り、ペインスキーマそのものにアプローチするスキーマアプローチと、ステートアプローチするステートアプローチがあります。

スキーマアプローチでは過去の経験によって生まれたスキーマにアプローチし、ステートアプローチでは「今、ここの状態」にアプローチしていきます。

ステートアプローチとスキーマアプローチ
そして、スキーマに対するコーピング(対処)の種類によって活性化されるステートが変わってきます。

コーピングとステートの関係
ステートには大きく分類すると以下の4種類がありました。
4種類のステート

  1. 傷ついた子供ステート
  2. 傷つける大人ステート
  3. 逆効果な対処ステート
  4. イージーステート

これらのステートはさらに細かく分類できました。これまでに様々なステートについてのセルフモニタリングも行ってもらったと思います。
ここからはこれらをさらにおしすすめて、自分の陥っているステートに気づいたら、それを受け止め、うまく対処できるようになるためのワークを行っていきます。(ステートワーク)

自分を望ましくない状態に陥らせるステートに気づいたら、より望ましイージーなステートに自分を導いていけるよう練習していきましょう。

このワークの最初のステップは「イージーな大人ステート」のイメージを作ることです。
そして、望ましくないステートに陥ったら、「イージーな大人ステート」のイメージと対話をすることで、望ましいステートへと導いていく練習をしていきます。


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