心配について考えてみましょう!
心配する事で気分を一時的に緩和するのですが、考えれば考えるほど心配する気持ちは増強されてしまいます。
(人は使ったところが強くなります:思考回路、感情の発生/伝達/フィードバック回路)
心配する事は「望まない結果が起きた時に備える」「望まない結果を防ぐ」という機能をはたして自分を守ることに繋がりますが、心配しすぎると心身にトラブルを引き起こしたり心配すること自体が新たな問題を引き起こしてしまいます。
心配を明確にしてみましょう!
いきすぎた心配とうまく付き合うためには自分が何を心配しているのか明確にして、その心配を正しく評価し直す必要があります。
以下の質問について考えてみましょう!
心配をモニターするシート記入例
心配が生じた時「心配をモニターするシート」を使って、そのときの状況、感情、具体的な内容を記入してみましょう。さらに自分の傾向について知りたい方は、「心配の傾向を知るための質問」に答えてみましょう。
感情を区別しよう!
また「不安」とか「イライラ」などの感情と「実際の心配」と混同してしまう場合も多いようです。
- 「実際の心配」とは「~できないだろう」といった予測や判断の事です。
- そのような心配によって生じるのが不安や緊張といったものを気分といいます。
また「心配を明確にする」と心配している事が本当に起こる確率が高くなったり、不安や心配を強くなると考える人もいるかもしれません。そんな人は心配事を紙に書き出す前と後の心配や不安の強さを10段階で評価して比べてみましょう。本当にそうなるかを実験してみてください。
「心配事について考える事」をやめた方が心配を軽減すると信じている人もいるでしょう。
しかし、思考を停止することはとても難しく、考えるのをやめようとすればするほどその心配事について考えてしまうものです。
心配について明確にすることで、その後の評価や検討がしやすくなるかどうかを調べてみてください。