望ましくない行動を減らすテクニック
望ましい行動が増えると望ましくない行動は減少します。
しかし、自傷行為、暴力など危険な行動については、行動を減少させることを優先しなければならない時もあります。
罰の種類
罰には正の罰と負の罰があります。
- 正の罰
ターゲット行動の後に不快な刺激や環境の変化を起こすこと - 負の罰
ターゲット行動の後にすでに快の刺激や環境変化起きなくなること
正の罰を使用する場合心がけるべきこと
- 人が行うこと
自分に行う、他者に対して用いるどちらの場合でも、人が人の手によって行うことが大切です。
自動で電気刺激を流すなど機械的な罰は心を追いつめていきます。 - 約束、ルールを明快にすること
罰を用いることは危険性がつきものです。
他者にもちる場合:攻撃やイジメとして受け取られる、恨みをたれるなど
自分に用いる場合;やる気をなくす、自責、落ち込みなど
明快なルールのもと、全員が納得した形で用いることが重要です。
約束やルールが不明快なまま正の罰を受けると、他者に用いた場合は強烈な否定感情を作ってしまいますし、自分に用いた場合でも自責や自己否定感を生む強める原因になってしまいます。
そうなると、新たな別の問題行動を生み出してしまうことも珍しくありません。(自他への破壊的行為、ひきこもりなど)児
童期から青年期においては、攻撃行動を選択するケースが多いようです。
ターゲット行動が攻撃性を伴う場合、緊急性がある場合に必要最低限用いるように心がけましょう。