話すと考えるの回路を連結する練習

人は使ったところは強くなっていきますが使わないところは発達せず弱化していきます。小さい頃から考えたことを言葉にしてこなかった人は話す回路が弱くうまく使いこなせないのも当たり前なのです。もし考えたことを言葉にしたいのなら、考えた言葉を言葉にする練習をたくさん行ってください。

レベル1

  • 歌う
    歌詞を見ずに歌うと感情の回路との連携も強化できます
  • 本を音読する

レベル2

  • 一人アナウンサー/リポーター
    目で見たものをすぐに言葉にする練習です

Lesson1
何かターゲットを決めて1つのものでできるだけ長い時間解説できるように練習していきましょう。テレビのリポーターなどを参考にすると良いでしょう。

例えば目の前にあるクッションを題材に「これはクッションです」だけでなく、テレビのリポーターになったつもりで「素敵なクッションですねぇー、うすーいブラウン表面がモコモコしていてあったかそうです。(触ってみて)わー柔らかい・・・」といった具合に、1場面30秒〜1分は話せるように練習していきましょう。

ソファーとクッション

Lesson2
テレビの音を消してみたものを全て解説していきましょう。テレビのリポーターやアナウンサーのように具体的に分かりやすく見たものを伝えるためにどう話すかを練習してみましょう。

  1. 最初は録画した場面を見ながらその場面を解説して、その時の声を録音して聞きなおしてみましょう。
  2. 録音した声を聞いて良い点や改善点が考えてみましょう。
  3. 改善した点を取り入れてもう一度同じ場面を解説して録音し、また良い点や改善点を考えて・・納得いくまでなんども繰り返しましょう。
  4. 慣れてきたら録画していない場面をみてドンドン解説していきましょう。

考えたことを言葉にできないのは「緊張しているから」「自信がないから」「気が弱いから」 etcなど自分の性格のせいだけではありません。これまでどんな経験をたくさん積んできたか(強化してきたか)による部分も大きいのです。話せないことを自分の性格や遺伝のせいと決め付けてしまうとこれから先も話せないまま時間が過ぎて行ってしまいます。まずは見たもの、聞いたもの、考えたことを言葉にする練習から始めてみましょう。