相手の好みの調べ方
人には得意な側と不得意な側があって、それを上手に使いわけて接することで、より快適なコミュニケーションを実現できます。
その人が左右どちらが好みなのかは、直接聞くのが一番簡単です。例えばバーのカウンターでお酒を飲むとき、映画館で席に着くときに、「右と左のどっちに座りたいですか?」と相手に聞いてみるのです。
直接聞くことが難しい場合は2人で立ち話などしている時に、さりげなく立ち位置を変えてみましょう。
例えばトイレに行って戻ってきたときに反対側に立ってみるのです。
苦手な側に立たれると人は無意識に「こっちは落ち着かない、嫌だ」というシグナルを出し始めます。
表のような不快を伝えるノンバーバル(言葉以外の言語)を使って伝えてきます。
もちろん相手の好みの側に立つと快適なことをノンバーバルを使って伝えてきます。
立ち位置が変わると、相手の快・不快の度合いが変化するからです。
こうした相手の好みを上手に使ってコミュニケーションをより快適なものにできます。
以下のような実験をしてみましょう。
- 最初の数分間は相手に好きな側に立ってもらいましょう。
お互いの好みが合うかをチェックしましょう。 相手が右が好き、自分は左が好き など - 自分が苦手な側に相手が立つように仕向けて、ノンバーバルの変化を観察しましょう。
会話とノンバーバル、両方の変化に気を配るのは大変ですが練習してみましょう。
左右どちらに立ったとき、相手は話しやすそうかをチェックしましょう。 - 相手が左右どちらが好きかわかったら、5分程度そちら側で話しましょう。
- もう一度反対側に移ってみましょう。
飲み物を取いに行く、電話をかけけにいく、トイレに行くなど、その場を離れるきっかけを上手に使って、相手の好みを見極めましょう。 - 相手と親交を深めたいのか距離を取りたいのかによって、立つ側を変えてみましょう。
- 好みを知りたい人が他の人と一緒にいる時の様子を観察してみましょう。
多くの場合自分が好きな側に人を立たせています。
ただし相手が自分より立場が上の人には、苦手な側に立たせている場合もあるので注意してください。 - 相手が友好的な態度を取ってくるのは、どちら側に立った時かをしらべなしょう。
スキンシッブ(手や肩や背中に触るなど)をしてくる 片足に体重をかけて反対の足をブラブラする 話す距離が近づくなど 快適を表すノンバーバルが増えるはずです。 - 7と反対側に立つと、そうしたノンバーバルははなくなるでしょうか?