バックトラッキング

相手の話した言葉を聞いて、その内容について言葉に出して繰り返し確認する事をバックトラッキングといいます。適切な頻度のバックトラッキングをする事で、相手は自分の事を理解しようとしてくれていると感じやすくなります。

オウム
コミュニケーションの基本は「私はあなたの話に興味があって、その話を理解したいと思っていますよ」と伝えて相手に安心してもらう事ですから、適切な頻度でバックトラッキングを入れる事で、「その気持ち」を伝える事がとても大切なのです。

人は自分の価値観や感覚に当てはめながら話を聞くので、相手の言っている事を「正確に理解する事は簡単なことではない」のです。それを前提にして考えれば会話の中にバックトラッキングを入れることで、お互いの理解に差があるかどうかの確認をすることが、とても大切な作業だと理解できるはずです。そして理解に差があるからこそ、その差を埋めるための取り組みをしてくれる相手との会話は、さらに深まっていくのです。

会話に詰まったときなどは相手の言葉を繰り返したり、「ということは」などの会話をつなぐ言葉(バックトラッキング簡易版)を入れる事ことで、相手がより理解を深めてもらおうと話し始めてくれる場合が多いので会話が継続しやすくなります。

適切なバックトラッキングを意識して、より深いコミュニケーションを目指しましょう。