メンタル強化の流れ

好循環を作り出そう

心の状態に影響を与える要素には外部要素(環境、出来事、他者)と内部要素(認知の癖、行動の癖、体の状態、獲得スキル、感情・感覚回路の強度、防衛策)は相互に影響を与え合っています。それぞれの要素に働きかけるためのスキルに、どんなものがあるかを理解し、それを反復練習してスキルとして身につけ、向上させていくことで心をフルネスに導くことが上手になっていきます。

心の要素体のトレーニングと同じようにフルネスを感じる感覚回路も使えば使うことで強化されるので、フルネス感を強く感じる事ができるようになっていきます。

アクティベーションスキルが向上することでフルネスでいる時間がふえていけばフルネス感をより強く感じることができるようになるので、さらにフルネスを維持しやすくなり、日常的に高いパフォーマンスを発揮できるようになっていくという好循環が生まれていきます。

メンタル強化の流れ

身体能力と感覚力

リンパと体
筋肉トレーニングや野球やサッカーなどの競技のトレーニング、つまり体のトレーニングでは筋力や技術力など身体能力が高まるということについて、ほとんどの人が「そうだよね」と受け入れることができるでしょう。しかし感情や感覚も身体能力と同じようにたくさん使うことで強化されていくということは知らない人も多いようです。ですが感情や感覚も体の様々な反応によって生まれるので、身体能力と同じように鍛えることができます。
感情や感覚を決めるもの
  • 脳内物質の生産量
  • その受容体の数や感度
  • 神経回路を体に伝える神経系の電気信号の強さ
  • その信号に反応する感情に関わる身体の部位(胸が苦しいなど)の反応
  • その反応を脳に返す時の神経系の電気信号の強さ
  • その信号に対する脳での反応
  • これらをバックアップする各種ホルモンの分泌量

などによって感情に対する感覚の強度が変わってきます。

感情も身体能力と同じように感情や感覚の強さも使用頻度によって強くなったり弱くなったりします。これらのことからメンタルを強化するためには、フルネスときに生まれる感情・感覚を毎日の暮らしの中でできるだけ多く感じられるように工夫することが大切だということがわかります。そして、それを実践するためのスキルをアクティベーションスキルいいます。アクティベーションスキルはスキルですから、実践すればスキルレベルが向上します。スキルレベルが向上すればするほど自分をフルネスに導くことが容易になってフルネスを感じる時間が増加するので、その分フルネス感覚が強まり、さらにパワフルなフルネス感を体験できるようになっていきます。