防衛機制とその機能

防衛機制とは「心の安定をはかるための自我による無意識的な防衛」です。
防衛機制には、抑圧、昇華、投影、退行など様々なものがありますが、自分を守るために無意識のうちに行われます。

自分で理解できないような感情や衝動が起こるのは、防衛機制によって、無意識のうちに行っている心の操作の副作用かもしれません。
どんなものがあるのかを理解し対策を考えていきましょう。

孤立・逃避

  1. 不安や不満の問題が起こった時、できるだけその問題から逃避して孤独になろうとすること
    周りからイジメられたりして、友人ができないと、「1人の方が好きだし、気楽でいいや」と、1人で部屋にこもって、人と接しない生活をするようになるなど、受け入れられない状況から脱出するためにあえて孤独な状態をつくろうとする。
  2. 困難に直面した時、その場に身を置くと、また依然と同じ不快な状態になるとが分かっている時、その場から逃げることで、危険や心的負担から自分を守ろうとすること
    学校でイジメが続き、学校に行きたくないと言い出す
  3. どうしても受け入れられない状況を、実感をもった経験から分離して実感を伴わない、重要でない、脅威でないもののように感じるようになること
    どうしても、その状況を避けることができない時、感情を切り離し、現実感を感じない、自分と関係ないもののように感じることで自分を守る。

カウンセリングのポイント

その場から逃げることで心を安定させようとすることです。
ただし、逃避することで心の安定を取り戻せるのは一時的でしかないため、つらい現実は変化しません。
カウンセリング-孤立・逃避

こうした傾向が強い人は・・

逃げることの意味について考えましょう!

時間は癒しと成長を与えてくれます
疲れた身体も休めば回復します。

同じように、心も安定した状態を続けると回復します。

体のトレーニングでも負荷と回復を繰り返すことで成長を測りますが心も同じです。
負荷と回復は心と体を成長させてくれるのです。

行き過ぎた負荷は心も体も壊してしまいますが、適度な負荷は成長につながります。
人間は生きていると、何らかの負荷(ストレス)を受けます。

ストレスを受けながら、シッカリ休んで、少しずつ成長するのです。
ですから、ストレスが自分にとって大きすぎる場合は逃げることが大切なのです。

無理に立ち向かうと、体のトレーニングではケガをしてしまうのと同じで、精神的なトラブルを引き起こしてしまうでしょう。
逃げることは、悪いことではありません。

立ち向かうこと/闘うことと逃げること/回復することのバランスが大切なのです。